公開日:2024/08/09 更新日:2024/07/23
43,542人に聞く!みんなが取り組んでいる節約方法は?【光熱費・食費編】
「具体的な節約方法を知りたい!」と調べている方もいらっしゃるでしょう。小さなことをコツコツと積み重ねることも大切ですが、使い方を根本的に見直したり工夫したりすれば、手軽に無理をせず節約できることもあります。
本記事では、Uvoice登録者へのアンケート調査の結果をもとに、電気代や外食費などの具体的な節約方法について解説しています。「節約のアイデアを知りたい!」という人は、ぜひ参考にしてください。
【アンケート調査】節約のコツを大調査
Uvoice登録者に以下の内容を質問しました。
- あなたは意識をして節約しているものがありますか。
あてはまるものをすべてお選びください。
また、その中で最も意識しているものを1つだけお選びください。
上位5つの項目は以下のとおりです。
- 電気代
- 外食費
- 食費
- 被服・ファッション費
- 水道代
それぞれの項目について、節約のためにどのようなことを意識しているのでしょうか。Uvoice登録者が具体的に取り組んでいる内容についてご紹介します。
【電気代】使い方・プランを見直す
使っていない部屋の電気を消す。見ていない時はテレビを消す。夏はエアコンの設定温度を高めに設定する。(60歳以上女性) |
電気は使わないときは必ず電源を切る。テレビはつけっぱなしにしない。エアコンの使い方で節電を心掛ける。(60歳以上男性) |
省エネ優先で照明器具をLEDに交換。必要ない部屋の照明をこまめに消す。テレビをだらだらとつけない。(60歳以上男性) |
夜間分が安くなる契約をしているので、その時間内に電化製品を使用する。割高になる昼間はテレビなど見ない(50代女性) |
こまめに電気を消すことを意識している人が多いようです。とくに電気代へのインパクトが大きいエアコンは、設定温度を工夫しているという声もありました。経済産業省・資源エネルギー庁では「無理のない省エネ節約」を紹介しています。冷房の設定温度を27℃から1℃上げた場合、年間で約940円の節約になるとの調査もあります。ドアの開閉を少なくしたり扇風機を併用したりするのも効果的です。
熱の発生が少ないLEDは省エネで、電気代も安くなります。大塚商会の調査では、LEDは従来の蛍光灯の電気代を約58%(※1)削減すると算出されています。導入コストはかかりますが、寿命が長く、電気代の節約にもなるため、長期的に見てメリットが大きいでしょう。
契約している電力会社やプランを見直すのも有効です。たとえば東京電力には「夜トクプラン」があります。夜間の電気使用量の割合が高いほど得をするプランで、日中に外出する機会が多い家庭であれば、検討してみると良いかもしれません。
(※1)LED電球・LED照明の電気代
【外食費】ランチ・クーポンを活用する
なるべく安いランチタイムに行ったり、ウーバーイーツ等の値段が高いサービスは利用しないようにする(20代女性) |
夜の居酒屋等での飲食をやめ、外食は昼のみとし、外食の回数も減らした上安価な食事が基本となった。(60歳以上男性) |
疲れている日は外食してしまっていたが、下味冷凍をして調理の手間を省くことを意識して外食を減らす。(30代女性) |
家で外食気分味わう感じで、冷食に、リッチ感を、置きかえています。今、かなり、美味しい冷食あるので(50代女性) |
コロナ以降、外食を控えたとの声もありました。節約のために外食を減らすほか、ディナー利用から値段をおさえられるランチに切り替えた人もいるようです。ディナーは手を出しづらい価格帯のお店でも、ランチであれば抵抗なく食べられることもあります。家族の誕生日や記念日などの特別な日に外食を楽しみたい場合は、ランチを検討してはいかがでしょうか。
残業が続いたり思わぬトラブルで帰宅が遅くなったりすると、どうしても外食に頼りたくなりますが、家計への負担が大きくなります。そこで、事前に仕込んでおいた下味冷凍の食材や、冷凍食品を上手に活用して乗り切っている人もいるようです。
旭化成ホームプロダクツの「下味冷凍とは?」では、さまざまなレシピが紹介されています。調理をする手間はありますが「節約しながら、未来の自分を楽にできる」と考えて、取り組んでいる人もいらっしゃるでしょう。
冷凍食品は、忙しいときの救世主であるだけでなく、外食よりも手軽に「ちょっといい食事」を楽しめます。「冷凍食品」と聞くと、唐揚げやハンバーグなどをイメージするのではないでしょうか。しかし、一般的なメニュー以外に、ローストビーフやアクアパッツァなどもあります。たとえば「ブレジュ」では、さまざまな冷凍グルメが提供されているため、ぜひ一度見てみてください。
外食時にはクーポンを活用するのがおすすめです。UvoiceのAndroidとiOSのアプリでは、ファミリーレストランやファストフードなどの飲食店で使えるクーポンを提供しています。「ご褒美ランチに行きたい」「家族の記念日はおいしいものを食べたい」という方は、ぜひご活用ください。
【関連】行動データを提供して、店舗で使えるクーポンをGETしよう!
【食費】まとめ買い・特売品でお得に楽しむ
食材の価格を比較して安い食材を購入して使い切る。肉など多めに購入した時は小分けにして冷凍保存する。(50代女性) |
週に何度も買い物に行かず数日分の買い出しをして作り置きなど野菜をカットして冷凍保存したりしています(40代女性) |
野菜は見切り品を買い廃棄ロスを無くして、使う分の材料しか買わない。献立を考えて、余計な物を買わない(40代女性) |
安いことが売りのスーパーに行っています。また、タイムセールで安くなった商品をまとめ買いしています。(40代女性) |
ネットスーパーでまとめて購入し、スーパーに足を運ぶのを少なくして余計なものを買わないようにしている。(50代男性) |
食費の節約のために、セールを活用してまとめ買いをし、冷凍保存するという意見が多くありました。
「スーパーに行くと余計なものまで買ってしまう」という人は、ネットスーパーを活用すると良いでしょう。たとえば「イオンスーパー」は入会金や年会費がかからず、商品を注文したら自宅に届けてくれたり店舗で受け取ったりできます。食費の節約だけでなく「子どもが小さくて荷物を持ち帰るのが大変」「けがをして動けない」という状況でも役立ちます。
「肉が安い」「水曜日はポイントが3倍つく」など、スーパーの特徴を把握しておけば、はしごする必要もないでしょう。閉店時間が近づくと安くなる商品もあるため、スーパーに行く時間を工夫するのも一案です。
あらかじめ献立を決めてスーパーに行くと無駄な買い物がありません。献立を管理できるアプリを活用しても良いでしょう。献立に迷う場合は、旬の食材を使ったレシピを調べてみてはいかがでしょうか。旬の食材は安く購入できるうえに栄養価も高く、季節を感じながら食事を楽しめます。
【被服・ファッション費】お得に購入できる店・タイミングを逃さない
毎月1着服を買っていたのですが、買うのを控えている。一着手放したら一着買うように心がけている。(30代女性) |
夏と冬のバーゲンでとりあえずしっかりした生地の長く着れるものを2、3着選び、長く着続けている。(40代女性) |
普段から流行に左右されないアイテムを着用しているので、着倒すまでなるべく買わないようにしている(40代女性) |
自分の服は妹や母のお下がりをもらったり、メルカリで買ったり、TEMUなどの激安サイトで購入します。(40代女性) |
Tシャツを長く来て、外出用に着られなくなったらパジャマにしているズボンや上着は5~6年買っていない(40代男性) |
被服・ファッション費は、人により支出額に差が出る項目です。「ファッションが趣味だから節約したくない」という人もいれば「こだわりがないから節約したい」と考える人もいるでしょう。
購入する場合は、メルカリや古着屋などを使うとお得に購入できる可能性があります。流行り廃りのないデザインや色の服であれば、長く使えるでしょう。家族のお下がりや、体格が同じであればシェアして使う方法もあります。
最小限のアイテムでファッションを楽しむ「カプセルワードローブ」という考え方もあります。トップスやボトムスだけでなく、アクセサリーやシューズなどのアイテムも基本的なものだけをそろえて、組み合わせでさまざまなコーディネートを楽しむというものです。コストがかからないだけでなく、物が増えずクローゼットがスッキリとします。一つひとつのアイテムの値は張っても、お気に入りを買いそろえられると、満足度が高いかもしれません。
ショッピングモールや百貨店で服を購入する場合、タイミングを意識すると安く手に入れられます。たとえば夏物であれば、7〜8月頃にかけてセールを実施する店舗が多くなるため、お得に購入できる可能性が高いでしょう。とくに8月は、夏物の在庫を残さないために、定価の半額以下で購入できる「ファイナルセール」を実施する店舗もあります。
【水道代】節水機能がある家電・アイテムを導入する
シャワーの水をお湯になるまでバケツに入れて洗濯機に入れてます。洗面所の水をこまめに止める(50代男性) |
神棚、仏壇等の水交換時古い水をペットボトルに入れ植木の水やりや掃除用の水、洗濯の水等で使う。風呂の残り湯は洗濯に使い、雨水を溜め植木の水やり等に使う。(50代男性) |
水洗トイレの節水型に交換していること、洗濯機の節水型への交換、風呂水の温度及び水量調整。(60歳以上男性) |
出しっぱなしではなく、こまめにとめる。コップを使い流す量を減らす。食器などは、ぼろ布でしっかり拭ってから洗う。(20代女性) |
節水機能がある浄水器、シャワーヘッドを使用。洗い物や洗顔等で、水を出しっぱなしにせず、こまめに止める。(60歳以上女性) |
水道代の節約で簡単にできるのは、水を出しっぱなしにせず、こまめに止めることです。歯をみがいているときや、食器をスポンジで洗っているときなど、意識すれば取り組めます。お風呂の残り湯を洗濯や植物の水やりなどに使い、再利用しているという声もありました。
食器を洗う際に油汚れや食べ残しがある場合、キッチンペーパーや新聞紙などを使って拭くと、汚れが落ちやすく節水に効果的です。また水道管の汚れも防げて、環境にも優しいというメリットがあります。着られなくなった服やボロボロになった布などを小さくカットして使えば、拭き取り用に新しいアイテムを買う必要もありません。
根本的な解決策であれば、節水型の家電を買うことも有効です。たとえば節水型トイレは、従来型の3分の1程度で洗浄できる(※2)ものもあります。節水型トイレの場合、4人家族で年間約15,000円が節約できるという調査結果もあります。
節水機能のある大型家電は費用が高く、頻繁に買い替えられませんが、浄水器やシャワーヘッドなどは導入しやすいでしょう。たとえば東レ株式会社が出している浄水器は、10,000円程度(オープン価格)で購入でき、30%節水できます。節水しながら、おいしく安全な水を飲める点がメリットです。
(※2)トイレリフォームでどれくらい節水・節約できる?
まとめ
Uvoiceで実施したアンケート調査の結果から、節約で意識しているポイントを以下の5つの項目でご紹介しました。
- 電気代
- 外食費
- 食費
- 被服・ファッション費
- 水道代
電気代の節約には、エアコンの設定温度を高めに設定したりLEDを使ったりしているという意見がありました。電気会社やプランの見直しも効果的です。
外食は控えて冷凍食品や下味冷凍を活用しているとの声がありました。外食に行く場合は、ランチ利用やクーポンの活用でお得に楽しめます。
食費はまとめ買いをして冷凍保存したり、献立を決めて無駄なものを買わないようにしたりと、工夫している人もいました。自宅や会社近くのスーパーの特徴を把握しておくと、スムーズにお得な買い物ができるでしょう。
被服・ファッション費は流行り廃りのないデザインや色の服を買ったり、着回したりすれば、節約できます。購入する場合は、単価が低い店舗やセールなどを活用するのがおすすめです。
水道代は水の再利用や、節水機能のある家電やアイテムの導入などで節約しているとの声がありました。
UvoiceのAndroidとiOSのアプリには、ファミリーレストランやファストフードなどの飲食店で使えるクーポンがあります。外食を楽しみたいときは、ぜひご活用ください。
重兼千春
Webライター。転職、キャリア、美容、不動産、金融ジャンルの記事を執筆中。新卒からシステムエンジニアとして働いていました。ライティングにおいては、わかりやすい文章を書くことはもちろん、どこかくすっと笑えるような、読み手が温かい気持ちになれる記事を書くことを心がけています。
関連記事