公開日:2025/07/08 更新日:2025/06/11
5人家族の食費の平均はどのくらい?節約方法も詳しく解説!
「5人家族の食費が思った以上に高くなってしまう」と悩んでいませんか?実は5人家族の食費は適切に管理しないと、家計を大きく圧迫してしまいます。なぜなら物価高の影響で食材価格が上昇し続けているからです。
この記事では、5人家族の食費の平均や効果的な節約術を紹介しています。記事を読めば、今日から実践できる食費の節約のコツが分かるでしょう。
5人家族の1カ月の平均食費は?

毎月の食費を把握することは、家計管理の基本です。ここでは5人家族の1カ月あたりの食費の平均額と食費の内訳や、年々食費負担が増加している理由について紹介します。
1カ月の食費の平均
5人家族の1カ月の平均的な食費は、総務省の家計調査から把握できます。2024年の「家計調査報告(家計収支編)」によると、5人家族の1カ月あたりの食料にかかる平均支出は10万5,480円でした。
この金額には、食材費だけでなく外食や調理食品、菓子類、飲料なども含まれています。あくまで全国平均であり、住んでいる地域や家族の年齢構成、外食の頻度などによって変動しますが、5人家族の食費が平均と比べて多いか少ないかを知ることは、家計を見直す第一歩です。
参考:総務省統計局「2024年家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」
食費の内訳
2024年における5人家族の食費全体10万5,480円の内訳は、下記の通りです(主要品目を抜粋)。
| 穀類 | 9,522円 |
| 米 | 2,824円 |
| パン | 3,627円 |
| 麺類 | 2,423円 |
| 他の穀類 | 647円 |
| 魚介類 | 6,010円 |
| 肉類 | 1万2,376円 |
| 乳卵類 | 5,263円 |
| 野菜・海藻 | 9,446円 |
| 菓子類 | 1万0,658円 |
| 飲料 | 6,515円 |
| 外食 | 1万9,745円 |
近年は、穀類や米の価格を中心に物価が高騰しています。外食に要する金額が最も多く、続いて肉類・菓子類が多くの金額を占めているのが分かるでしょう。
食費の負担は年々増加している
次に5人家族の食費について、直近10年間の推移を見てみます。
| 2015年 | 8万8,399円 |
| 2016年 | 8万9,087円 |
| 2017年 | 8万9,684円 |
| 2018年 | 9万1,210円 |
| 2019年 | 9万1,588円 |
| 2020年 | 9万4,673円 |
| 2021年 | 9万2,333円 |
| 2022年 | 9万6,968円 |
| 2023年 | 10万1,806円 |
| 2024年 | 10万5,480円 |
2015年から食費は年々増加傾向です。2021年にはコロナ禍の影響もあり、いったん下がりましたが、その後増加が続き、2024年は2015年の約1.19倍になりました。
食費が増加傾向にある原因

食費が増加傾向にある原因として、次の3つが挙げられます。
- 食材価格の高騰
- 運搬費の高騰
- 円安
以下で詳しく見ていきましょう。
食材価格の高騰
近年の食材価格の高騰は、5人家族の食費が増加している大きな原因の1つです。気候変動による異常気象や国際情勢の不安定化が、世界的な食料の生産や供給体制に影響を与えているからです。
例えば、異常気象で作物の収穫量が減ったり、ウクライナ情勢が小麦などの供給を混乱させたりすることで、価格が上昇しています。
このような外的要因による価格上昇は避けられません。しかし、日々の買い物や食材選びで工夫することで、家計への影響を少しでも和らげることにつながります。
運搬費の高騰
運搬費も高騰していますが、主な原因は、食品を運ぶための輸送コストが上昇しているためです。近年の燃料価格高水準や高速道路料金の改定などは、輸送コスト増加につながり、結果として食品の小売価格に転嫁され、食費に影響を与えています。
個々の消費者が輸送コストを抑えることは難しいですが、食費の増加傾向について理解する上で重要な要素です。
円安
円安は、多くの食材や生産資材を輸入に頼っている日本の食費に大きな影響を与える要因の1つです。円の価値が他国の通貨に対して相対的に低くなることで、海外からの輸入品を購入する際のコストが増加するからです。
例えば、輸入食材や肥料・飼料といった生産に必要な資材の価格が円安で上昇し、それが食品の小売価格に転嫁されています。
実際に2024年には1ドルあたり158円台となるなど、円安水準が見られました。このような為替変動による価格上昇は避けられませんが、食費が増加している背景として理解しておくことが大切です。
【関連】おすすめの食費節約術!食材を無駄にしない買い物のコツとは?
5人家族の理想の食費

5人家族にとっての理想の食費を考える際に、「エンゲル係数」が参考になります。エンゲル係数とは、家計の消費支出全体に占める食費の割合を示す指標です。
一般的に、エンゲル係数は20%程度が目安といわれますが、総務省による2024年の家計調査では、5人家族の平均エンゲル係数は28.3%でした。
このデータから、理想とされる20%にするのは難しい家庭も多いかもしれません。無理のない範囲で目標を設定することが大切です。
例えば、手取り収入に対する食費の目安として、収入30万円なら食費は7.5万円程度(エンゲル係数約25%相当)、40万円なら10万円程度といった考え方もあります。これらの目安を参考に、自身の家計に合った現実的な目標額を設定しましょう。
参考:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」(4ページ)
5人家族の食費が平均よりも高くなる原因

5人家族の食費が平均よりも高くなる主な原因は、次の3つです。
- 余計な食材を買っている
- 外食が多い
- 高価な食材を選んでいる
以下で詳しく見ていきましょう。
余計な食材を買っている
5人家族の食費が平均よりも高くなる原因の1つに、必要以上に食材を買ってしまうことが挙げられます。これは、あらかじめ献立を決めずに買い物へ行ったり、計画にない商品を衝動買いしたりすることで、食材を無駄にしてしまうケースが多いからです。
例えば、特売品だからと大量に購入したものの使いきれなかったり、買い物リストを持たずにあれこれ買い物かごに入れてしまったりすると、結果的に家計の負担増につながります。
無駄な買い物をなくすためには、買い物前にしっかりと計画を立て、必要なものだけをリストアップし、厳守することが有効な対策です。
外食が多い
5人家族の食費が平均よりも高くなる原因として、「外食が多い」ことが挙げられます。
なぜなら、自宅で食材から調理するよりも、外食や総菜の購入は人件費などが上乗せされるため、どうしても割高になるからです。多忙な日々では外食や総菜に頼りたくなることもありますが、積み重なると家計を圧迫します。
食費を抑えるためには、可能な範囲で自炊の機会を増やすことが効果的です。例えば、週末にまとめてつくり置きをしたり、弁当を持参したりするなど計画的に食事を管理することで外食の頻度を減らし、食費を節約しましょう。
高価な食材を選んでいる
日々の食卓で頻繁に高価な食材や調味料を選んでしまうことも、5人家族の食費を平均よりも高くしてしまう一因です。同じような栄養価でも価格に幅があることや、必要以上の量を無計画に購入してしまうことがあるからです。
例えば、高級なブランド品ばかりを選んだり、インスタント食品や嗜好(しこう)品、大量のストックを抱えてしまったりすると、食費は自然に増えていきます。食費を抑えたいなら、価格帯を意識して食材を選ぶことが大切です。
また、旬の食材や特売品を賢く利用し、必要な分だけ購入するなどコストパフォーマンスの良い食材選びを心がけることも、食費の節約につながります。
【関連】ランチ代を節約するおすすめの方法を紹介!平均金額やレシピも
5人家族の食費を節約する方法

5人家族の食費は、家計の中でも大きな割合を占める傾向にあります。食費を賢く節約するためには、具体的な方法を知り、実践することが重要です。ここからは、今日からでも始められる節約術を5つ紹介します。
1週間の献立を決めておく
5人家族の食費を効果的に節約するために、1週間分の献立を決めましょう。買い物時に、1週間分の献立リストを活用するのが効果的です。
献立を把握していることで、特売品を上手に取り入れたり、予定していた食材が手に入らなかった場合に他の食材で柔軟に代用したりすることが容易になるからです。
例えば、買い物リストに「豚肉」とあっても、献立がチンジャオロースだと分かっていれば、特売の鶏むね肉や牛肉で代用するといった判断が素早くできます。献立リストを併用することで、無駄なく計画的に買い物できるでしょう。
セールや特売で買い物をする
5人家族の食費を節約する上で、スーパーのセールや特売日を賢く利用することは非常に有効です。同じ食材でも、特売日には通常価格よりも安く購入できるため、日々の食費を抑えることにつながるからです。
例えば、近隣のスーパーのチラシやアプリで情報を事前にチェックしてお得な商品を把握したり、閉店間際の割引品をチェックしたりすることで、食費を抑えられます。
ただし、安いからといって必要のないものまで買ってしまうのは無駄使いです。献立や買い物リストに基づき、品質にも注意しながら必要なものを賢く購入することが大切です。ポイント還元サービスやアプリの活用も、さらに食費を抑える手助けになります。
つくり置きを活用する
仕事や家事、育児で忙しく、平日は毎日料理する時間がないという方でも、食費を節約する方法があります。それは、週末などにまとめて料理をつくり置きしておくことです。まとめて調理しておくことで、忙しい平日の自炊のハードルが下がり、割高な外食や総菜に頼ってしまう機会を減らせるからです。
例えば、数日分の主菜や副菜をつくり置きしたり、下ごしらえをして冷凍保存したりしておけば、平日の調理時間を大幅に短縮できます。これにより、食材を無駄なく使い切れて結果として無理なく食費を抑えられるでしょう。
家計簿や食費専用の財布をつくる
5人家族の食費を効果的に管理し、節約するためには、家計簿をつけることや食費専用の財布を用意することも有効です。毎日の食費の支出を記録したり、予算を決めて管理したりすることで「何にいくら使っているか」が明確になり、無駄遣いを意識しやすくなります。
例えば、家計簿アプリやノートで食費だけを記録したり、1カ月分の食費の予算を専用の財布に分けて管理し、その範囲内でやりくりしたりすることで、使い過ぎを防げます。自身の支出傾向を具体的に把握し、予算内に収める意識を持つことが、食費の削減につながります。
ポイ活で支払いを抑える
5人家族の食費を節約する方法として、ポイ活を活用することもおすすめです。
ポイ活とは、ポイ活サイトやポイ活サービスを通じて、日々の買い物やサービス利用でポイントを貯める活動です。貯めたポイントを現金や電子マネーなどに交換し、食費の支払いに充てることで、実質的な支出を抑えられます。
ポイ活サービスに登録し、普段のネットショッピングやアンケート回答などを通じてポイントを獲得できます。ポイ活サービスの「Uvoice(ユーボイス)」は、簡単な初期設定をして行動データの提供をするだけでポイントが貯まる特徴があり、合計10万人に最大10万ポイントがあたる3カ月に1度の大抽選会も開催しています。
ポイ活を賢く取り入れて、無理なく食費負担を軽減しましょう。
食費以外の家計で見直すべきポイント

食費以外の家計費で見直すべきものとして、固定費である通信費と光熱費が挙げられます。
通信費
通信費は、1回見直せば継続的な節約につながる支出の1つです。特に5人家族の食費が家計を圧迫していると感じる場合、通信費の見直しは効果的な選択肢といえるでしょう。
例えば、スマートフォンの契約を格安SIMへ切り替えることで、月々数千円の節約になるケースも珍しくありません。また、利用していないオプションを解約したり、スマートフォンとインターネットのセット割引を利用したりするのも節約につながります。
5人分の通信費は高額になりがちなので、安いプランに変更するだけで大幅な節約効果が期待できます。仮に、1カ月6,000円のスマートフォンプランを3,000円のプランに乗り換えたとすると、1人あたり月々3,000円、年間3万6,000円の節約が可能です。
5人全員で同じプランに変更すれば、年間18万円もの節約になります。食費の削減が難しいと感じるなら、通信費に目を向けてみるのがおすすめです。
光熱費
電気代やガス代といった光熱費は、家計を見直す上で節約効果が期待できる項目です。
近年、電力やガスの小売自由化が進んだことにより、利用者のニーズに合わせたさまざまな料金プランや電力会社、ガス会社が登場しています。現在の契約内容を見直すことで、より安価な料金プランやサービスに切り替えられる可能性が高まりました。
もし、現在の光熱費が高いと感じているのであれば、乗り換え先として適切な選択肢がないか、検討してみることをおすすめします。
【関連】水道光熱費の節約方法を紹介!すぐに実践できる簡単な節約術も
まとめ

この記事では、5人家族の食費の平均額から、食費が増加する原因、そして具体的な節約方法までを詳しく解説しました。食費の節約は家計管理において重要な要素ですが、無理なく続けるためには家計全体を見渡す視点も欠かせません。通信費や光熱費など、食費以外の固定費にも目を向けることで、より効果的な節約が実現できます。
ポイ活サービスのUvoice(ユーボイス)は、日々の生活で無理なくポイントを貯め、そのポイントを家計の足しにすることで、食費の負担を軽減する有効な手段です。本記事で紹介したさまざまな節約術を参考に、自身のライフスタイルに合った方法を見つけ、賢く家計を管理しましょう。
Uvoice編集部
ポイ活サービス「Uvoice」「Uvoiceブラウザ」を運営する株式会社ヴァリューズのUvoice編集部です。お得に暮らすヒントをご紹介します。
関連記事
" alt="">
" alt="">
" alt="">
" alt="">
" alt="">
" alt="">
" alt="">
" alt="">