公開日:2025/04/08 更新日:2025/04/08
派遣社員でも副業はできる?注意点や副業がバレる原因などを紹介
「派遣社員でも副業を始めたいけど、会社に見つからないか心配」と感じていませんか?実は法律上、派遣社員が副業することに問題はありません。ただし、派遣会社の規則や住民税の変動など、注意すべき点もあります。
本記事では副業が会社に見つかる理由や注意点、会社に見つからないための対策、おすすめの副業について詳しく解説します。この記事を読むことで副業に関する不安を解消し、新たな収入源を探せるようになるでしょう。
派遣社員の副業は可能?

派遣社員の副業は可能なのか、次の視点から解説します。
- 労働基準法において副業はできる
- 派遣会社の規則で副業が禁止されているケースもある
派遣社員が副業することは法律上可能ですが、派遣会社の就業規則や契約内容によっては制限される場合があります。以下で詳しく見ていきましょう。
労働基準法において副業はできる
派遣社員の副業は、労働基準法上で原則として認められています。本業と副業との合計が法定労働時間内であれば、副業ができます。働き方改革の一環として、副業の促進が図られているためです。
ただし、以下のケースでは企業側が副業を制限できます。
- 本業への労務提供に支障が出る場合
- 企業の機密情報が漏えいするリスクがある場合
- 競合他社での就労により企業が不利益を被る可能性がある場合 など
また、企業の名誉や信用を損なう恐れがある場合も同様の制限が適用されます。
副業を始める前には、上記の制限事項に抵触しないか慎重に確認しておくべきです。特に、派遣先企業と競合関係にある企業での副業は避けるべきでしょう。
参考:e–GOV法令検索「労働基準法」(第38条)
派遣会社の規則で副業が禁止されているケースもある
派遣会社や派遣先企業の就業規則で副業が禁止されている場合、その規則に従う必要があります。就業規則や労働契約書に副業禁止の条項が明記されている場合は、原則として副業できません。
これらの規則に違反した場合、懲戒処分を受けるリスクもあるため、隠れて副業するといったこともやめましょう。
副業を始める際には、派遣元や派遣先企業の就業規則を必ず確認し、問題がないか事前に確認することが重要です。適切な手続きを踏むことで、副業と本業の両立をスムーズに進められます。
派遣会社に副業がバレる理由

派遣会社に副業が見つかる理由は、主に2つあります。
1つ目は住民税の額が増えて経理担当者に気付かれること、2つ目はSNSや同僚の発言など第三者による情報漏えいです。以下で詳しく見ていきましょう。
住民税の額が変わることでバレる
派遣会社に副業が見つかる主な理由の1つは、住民税額が変わることです。原則として、住民税は本業の給与を基に計算され、勤務先がまとめて納付します。
副業をして収入が増えると、住民税額も増加します。本業の給与額と住民税額が合わなくなることで経理担当者が気付き、副業が発覚する可能性があるでしょう。
また、「副業収入が年間20万円以下なら所得税の確定申告は不要」と考える方もいますが、住民税は別途自治体に申告する必要があります。
自治体への申告を怠ると、総収入と給与額の不一致が自治体から勤務先に通知される場合もあります。
第三者によって漏えいする
副業に関する情報が第三者から漏れることも、派遣会社に副業が見つかる主要な原因の1つです。信頼している同僚に副業の話をした場合でも、その情報が意図せず広まる可能性があります。
副業が順調で収入が増えているときほど、うれしくて周囲に話してしまいがちですが、漏えいのリスクを高める要因となります。
お金に関する話題は、親しい間柄であってもトラブルの火種になりやすいものです。相手が嫉妬や不満を抱いていると、その感情がきっかけで副業していることが広まるケースも考えられます。
派遣会社に副業がバレないための対策

SNSでの不用意な情報発信は、匿名アカウントであっても副業が会社に見つかる原因となることがあります。「副業で稼いだ」といった投稿は、思わぬ形で派遣会社の目に触れる可能性があるためです。
会社に見つかる原因は、以下のような情報から生じることがあります。
- 投稿の時間帯
- 位置情報
- 自宅や周辺環境が映り込んだ写真
- 文章の特徴や口調
同僚や上司にSNSアカウントを知られていなくても、副業に関する情報発信は控えめにすることが賢明です。情報管理を徹底することで安心して副業を続けられます。
派遣社員が副業する際に知っておきたいこと

派遣社員として副業を始める前に税金や社会保険に関する知識が必要です。
特に注意が必要なのは、確定申告・住民税・社会保険の3つです。これらの手続きを正しく行うことで、安心して副業に取り組めます。それぞれの詳細について以下で説明していきます。
確定申告
副業での年間所得が20万円を超えれば、確定申告が必要です。
給与所得の場合、源泉徴収は各職場で行われますが、年末調整は1カ所でしか実施できません。複数の職場から給与を得ている場合は確定申告が必要です。
一方、雑所得の場合は必要経費を活用した節税が可能です。以下に代表される、副業に関連する支出を経費として計上できます。
- 書籍代
- 交通費
- 打ち合わせでの飲食費 など
上記を経費にすれば、納税額を適切に抑えられるでしょう。
住民税
住民税の徴収方法には、「特別徴収」と「普通徴収」の2種類があります。特別徴収は給与から天引きされる方式で、多くの会社員がこの方式を採用しています。一方、普通徴収は自身で納付書を使って納める方式です。
副業している派遣社員の場合、特別徴収を選択すると給与からの天引き額が増加するため、派遣会社に副業していることを知られる可能性があります。副業収入を隠したい場合は、普通徴収を選択することが賢明です。
確定申告の際に普通徴収を選択することで、給与所得分の住民税のみが特別徴収され、副業による増加分は自身で納付できます。
社会保険
副業先で新たに社会保険に加入する場合、まず勤務先が「健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届」を提出します。
その後、被保険者本人が「主たる事業所」を選択し「健康保険・厚生年金保険 被保険者所属選択/二以上事業所勤務届」を10日以内に日本年金機構へ提出しなければなりません。
上記の手続きを怠ると、年金事務所の総合調査で発覚するリスクがあります。調査対象となった場合、労働者名簿や給与明細などのさまざまな書類の提出を求められ、副業していることが明らかになる可能性があります。
複数の事業所で働く際は、必要な手続きを期限内に確実に行いましょう。
参考:日本年金機構「複数の事業所に雇用されるようになったときの手続き」
派遣社員におすすめな副業

派遣社員におすすめな副業として、次の4つを解説します。
- ポイ活
- データ入力
- 動画編集
- 単発のアルバイト
以下で順番に見ていきましょう。
ポイ活
ポイ活は、派遣社員も簡単に取り組める副業の1つです。ポイ活サービスに登録することで、アプリのインストールや会員登録、アンケート回答などのタスクをこなすだけでポイントを貯められます。獲得したポイントは現金や電子マネーに交換できるため、収入を得る手段として手軽です。
ポイ活の最大の魅力は、スマホ1台で完結する点です。操作も簡単で特別なスキルや知識が不要なため、誰でもすぐに始められます。取り組む時間に制約がなくスキマ時間を有効活用できるので、本業の休憩時間や通勤時間にも行えるでしょう。
1回あたりの報酬はそれほど高くないですが、コツコツと続けることで確実に収入を増やせます。ポイ活は、地道な作業が得意な方や副業初心者におすすめです。
【関連】ポイ活とは?メリットや注意点と楽しくポイントを貯めるコツを解説
データ入力
データ入力は、手書きの情報や書類をパソコン上のフォーマットに入力する作業です。
WordやExcelといった基本的なソフトウエアの操作スキルがあれば対応できるため、パソコンを使える方にとって取り組みやすい副業といえます。最近では、音声データを文字化する「文字起こし」の仕事も増えており、会議の議事録作成などは高単価が期待できるでしょう。
原則としてデータ入力作業は在宅でできるため、自分のペースで進められる点が魅力です。スキマ時間を活用して、効率的に収入を得たい方には向いています。
動画編集
動画編集は撮影された映像をつなぎ合わせたり、ウェブサイトやSNSで公開するためのコンテンツを作成したりする仕事です。パソコン1台で作業が完結するため、自宅やカフェなど好きな場所で取り組めます。仕事量を自分で調整できるため、本業との両立もしやすいでしょう。
基本的な編集ソフトの操作を習得するだけで、簡単な案件に取り組むことが可能です。経験を積むことで、より高度なスキルを身に付け、高単価案件に挑戦できるようになります。
将来的にはフリーランスとして独立する道も開けるため、スキルアップを目指したい方におすすめです。
単発のアルバイト
派遣社員の副業として単発のアルバイトは、自分の都合に合わせた働き方ができる選択肢です。本業の派遣の仕事に支障が出ないよう、長期休暇中にも働けます。
年末年始には郵便局での年賀状配達、夏季休暇中には観光地でのイベントスタッフや工場での軽作業など、期間限定の仕事は少なくありません。土日限定で行える交通誘導警備員や倉庫での仕分け作業なども、副業として人気があります。
単発のアルバイトの最大のメリットは、長期的なスケジュール管理が不要な点です。通常の副業と異なり、毎週決まった曜日や時間に拘束されることがないため、本業の勤務シフトに合わせて柔軟に仕事を選べます。
派遣社員が副業する際の注意点

派遣社員が副業をする際の主な注意点として、次の3つが挙げられます。
- 本業の時間が固定されていないと副業は難しい
- 体調管理やスケジュール管理が重要になる
- 守秘義務を守る
以下で詳しく解説します。
【関連】会社員が副業バイトを始める際の注意点は?確定申告や押さえるべき部分を紹介
本業の時間が固定されていないと副業は難しい
本業の時間が固定されていない状況では、副業を続けることが難しくなるだけでなく、双方の職場に迷惑をかけるリスクも高まります。
ただし、残業などで本業の勤務時間が固定されていない場合でも、できる副業は上記で紹介した派遣社員におすすめのものです。短時間で完結する単発の仕事や在宅でできる副業を選ぶことで、スケジュールの調整がしやすくなります。
また、副業の開始前に本業の勤務先へ相談し、残業やシフトの調整について事前に確認しておくことも大切です。
体調管理やスケジュール管理が重要になる
副業する場合、疲労が蓄積しやすく体調を崩すリスクが高まります。派遣社員として働く方は、本業でのパフォーマンスを維持することが優先されるため、健康管理に細心の注意を払う必要があります。
体調管理のためには、十分な睡眠時間を確保することが基本です。バランスの取れた食事を心がけ、体力と集中力を維持しましょう。「疲れている」と感じた場合には無理をせず、副業を一時的に休むことも検討してください。
スケジュール管理も、本業と副業を両立する上では欠かせないポイントです。Googleカレンダーやタスク管理ツールを活用して、日々の予定を「見える化」すれば効率的な時間配分が可能です。
【関連】短時間で稼げる副業はある?夜や土日だけでも稼ぎやすい副業を紹介!
守秘義務を守る
副業に取り組む際には、守秘義務を厳守することが不可欠です。本業や副業先で知り得た情報を外部に漏らす行為は、重大なルール違反となります。業務上の機密情報を第三者に伝えた場合、規則に基づく懲戒処分や、損害賠償請求といった法的措置を受ける可能性があるため、注意が必要です。
就業規則に明確な守秘義務の規定が記載されていない場合でも、信義則上では秘密保持の責任が課されます。これは労働契約の基本的なルールとして認識されており、どのような職場環境でも順守すべき事項です。派遣社員として働く場合も例外ではありません。
安全かつ円滑に仕事を進めるためにも、基本的な守秘義務の厳守を徹底しましょう。
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また情報セキュリティーを管理する仕組みである「ISMS認証」を取得しており、高い安全性を備えたポイ活サービスです。個人情報やデータの取り扱いについても、安心して利用できる環境が整っています。
まとめ

派遣社員でも副業として取り組める選択肢は多く存在しますが、スキマ時間を活用して収入を増やしたい方には、ポイ活サービスの「Uvoice(ユーボイス)」がおすすめです。行動データの提供やアンケート回答だけでポイントが貯まる仕組みは、手軽さと効率性を兼ね備えています。
本業との両立を図りながら、無理なく収入アップを目指す副業として検討してみてはいかがでしょうか。

Uvoice編集部
ポイ活サービス「Uvoice」「Uvoiceブラウザ」を運営する株式会社ヴァリューズのUvoice編集部です。お得に暮らすヒントをご紹介します。
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