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公開日:2026/05/12 更新日:2026/05/08

PayPay、楽天ペイ、d払い利用者の違いを分析!共通点と違いとは?

スマホ決済を活用していますか?スマホ決済は、使えば使うほどポイントが貯まる仕組みで、よりお得に買い物ができる決済手段です。

今回は、PayPay、楽天ペイ、d払い利用者の特徴を分析しました。各アプリ利用者に共通点や違いはあるのでしょうか?

本記事では、PayPay、楽天ペイ、d払い利用者の属性やライフスタイルなどを解説します。

「PayPay、楽天ペイ、d払い」それぞれの特徴は?

今回取り上げた3つのアプリの特徴を解説します。

PayPay」は、登録ユーザー数7,300万人を誇る決済アプリです。日本全国1,000万か所以上で利用でき、支払うたびにPayPayポイントが最大2%貯まります。

ソフトバンク・LINEヤフーが母体のため、Yahoo!ショッピングやPayPayカードなど、幅広いサービスと連携しています。積極的なキャンペーン施策で知名度を高め、対応店舗の多さから、日本最大級のスマホ決済サービスとして定着しています。

楽天ペイ」は、QRコードでの支払いや、ポイントカードの提示などが一つにまとまっている決済アプリです。楽天カード・楽天市場・楽天銀行・楽天証券などと組み合わせると、楽天ポイントを貯めやすく、貯まったポイントは楽天ペイでの支払いにも使えます。楽天経済圏を使いこなすユーザーにとって、ポイントをより効率的に貯められるサービスです。

d払い」は、ドコモが提供している決済アプリです。ドコモの回線を持っている場合は、支払いを月々のスマートフォン料金と合算できます。ドコモユーザーでなくても、dアカウントを作成すれば使えるのが特徴です。決済機能だけでなく、モバイルオーダーや請求書払い、dポイント投資など、幅広いサービスを提供しています。

各アプリ利用者は40代〜60代の割合が高い

各アプリ利用者の属性を見てみましょう。まず、性別です。

図:性別
期間:2025年3月〜2026年2月

各アプリ利用者の性別を見ると、男女比は半々で、男女間で差がないことがわかります。アプリごとの男女比にもほとんど差がありません。

次に、年代です。

図:年代
期間:2025年3月〜2026年2月

どのアプリ利用者も、40代〜60代の割合が高いことがわかります。40代〜60代は、子育てが一段落し、キャリアのなかでも収入がピークに達しているため、自由に使えるお金が多い傾向にあると考えられます。

自由に使えるお金が多いと買い物の量も多くなりやすいため、ポイント還元や割引への意識も高まると推測できます。そのため、各アプリのキャンペーンや、還元施策が刺さりやすい世代だといえるでしょう。

また「楽天ペイは楽天カードや楽天銀行」「d払いはドコモ」というように、キャリアや銀行との親和性が高いのが特徴です。40代〜60代は、楽天やドコモというブランドへのロイヤルティが高く、既存サービスの延長として取り入れやすいのかもしれません。

次に、平均年齢です。

図:年齢
期間:2025年3月〜2026年2月

各アプリ利用者の平均年齢を見ると、楽天ペイが50.0歳ともっとも高いことがわかります。

楽天は、楽天カードや楽天銀行、楽天市場などがあり、楽天経済圏と呼ばれるように、楽天グループのサービスに生活インフラを集約できるのが強みです。そのため、長期にわたる利用者が多く、若い頃から楽天を使い続けている層が全体的に年齢を重ね、平均年齢が上がった可能性があります。

一方、楽天ペイよりも平均年齢が約2歳若いPayPayは、コンビニエンスストアや飲食店、自動販売機など、利用できる店舗が多いのが特徴です。過去には「100億円あげちゃうキャンペーン」という話題性のあるキャンペーンを打ち出したこともあり、若い世代に認知され利用が拡大した可能性が考えられます。

d払いは、楽天ペイとPayPayの中間に位置しています。d払い利用者の入り口は、キャリアのドコモ契約にあると考えられます。ドコモは国内最大級のキャリアで、老若男女・富裕層から一般層まで幅広く契約しているのが特徴です。年齢層の幅広いドコモユーザーがd払い利用者に多いと考えられるため、楽天ペイやPayPayと比較すると、年齢に大きな特徴が出にくいのかもしれません。

次に、世帯年収の平均です。

図:世帯年収
期間:2025年3月〜2026年2月

世帯年収の平均は、楽天ペイ利用者が580.2万円ともっとも高いことがわかります。これは、楽天ペイ利用者の平均年齢が高いことが背景にあると考えられます。共働き世帯や、ITや金融などの比較的高年収な職種の人が多い可能性もあるでしょう。

次に、保有資産の平均です。

図:保有資産
期間:2025年3月〜2026年2月

保有資産の平均は、楽天ペイ利用者が966.1万円ともっとも高いことがわかります。保有資産は、平均年齢や世帯年収の平均の影響を受けていると考えられるでしょう。

資産は時間をかけて積み上げるため、年齢の影響が出やすく、PayPay利用者と楽天ペイ利用者に世帯年収以上の差が生まれています。楽天経済圏のヘビーユーザーは、楽天ポイントを最大限活用したいという意識が強く、金融リテラシーがとくに高いのかもしれません。

スマホ決済を使う人は、リアルの場での消費を楽しむ傾向にある

次に各アプリ利用者のライフスタイルを分析します。まずは、余暇の過ごし方です。

図:余暇の過ごし方
期間:2025年3月〜2026年2月

余暇の過ごし方は、各アプリ利用者のいずれも「テレビ視聴」「ショッピング」「食べ歩き、飲食店巡り」などのスコアが高いことがわかります。これらに共通した特徴は「お金を使う」「時間的余裕が必要」という点です。

スマホ決済は、使えば使うほどポイントが貯まる仕組みのため、消費行動が多い人ほど積極的に使うと考えられます。各アプリ利用者は、40代〜60代の割合が高いことから、子育てが落ち着いた世代で、時間的にも経済的にも余裕があり、余暇をアクティブに楽しめる層だといえるでしょう。

消費行動ではない「テレビ視聴」のスコアが高いのは、40代〜60代は、若年層よりもテレビ視聴が習慣化されていることがあると推測できます。全体的に、ゲームやSNSなどのオンライン系のスコアが低く、リアルの場での消費を楽しむ人ほど、スマホ決済の利用頻度が高いと考えられます。

次に興味関心です。

図:興味関心
期間:2025年3月〜2026年2月

興味関心は、PayPayと、楽天ペイ・d払いでばらつきが見られます。

PayPayは「料理」「ダイエット」「テレビ番組」「歌手・ミュージシャン」「ショッピング」のスコアが高いことがわかります。料理やダイエットは、日常生活の自己管理や節約などと結びつくジャンルです。そのため、健康意識が高く、生活の質を自分でコントロールしたいと考えていると推測できます。

PayPayは、コンビニエンスストアやスーパーなど、日常の買い物で使いやすいサービスのため、自炊や健康を意識する層と親和性が高いのかもしれません。全体的にエンタメへの関心も高く、趣味・娯楽にお金や時間を使う層が多いと考えられます。

楽天ペイとd払いは「マネー、投資」「国内旅行」「テレビ番組」「グルメ、レストラン」のスコアが高いことがわかります。楽天ペイは楽天証券、d払いはdポイント投資と関連しており、投資を意識し、お金を増やす姿勢がある層が多いと推測できます。

旅行には、まとまった時間やお金が必要です。そのため、国内旅行のスコアが高いのは、アプリ利用者に、自由に使えるお金や時間的余裕があることが影響すると考えられます。楽天トラベルやdトラベルとの連携で、ポイントが貯まりやすいのも影響しているでしょう。

同じ食に関するジャンルでも、PayPayの「料理」は自炊や日常生活の食事楽天ペイやd払いの「グルメ、レストラン」は、外食やレストランでの食事という方向性の違いがあります。楽天ペイやd払いの利用者は、外食にお金をかける傾向にあり、より高単価な消費行動と結びついている可能性があります。

次に、購入チャネルです。

図:購入チャネル
期間:2025年3月〜2026年2月

購入チャネルを見ると、楽天ペイ利用者は「楽天市場」の割合が高いことがわかります。コンビニエンスストアは、d払いの割合がもっとも高く、PayPay、楽天ペイの順に並ぶのが特徴です。

コンビニエンスストアでd払いの割合が高いのは、ローソンとの連携の強さがあると考えられます。ローソンでd払いをすると、決済分とあわせてdポイントカード提示分のポイントが貯まり、ポイントの二重取りができます。さらに、d払いは、ローソン限定のキャンペーンを実施する場合もあり、高還元に期待できるのが強みです。

楽天ペイは、楽天市場など、オンラインショッピングとの親和性が高く、コンビニエンスストアへの依存度が低いと考えられます。現状、楽天ペイとの連携が強いコンビニエンスストアもありません。そのため「コンビニエンスストアをそもそも使わない」「使っても楽天ペイを決済手段に選ばない」という可能性が考えられます。

PayPayは、さまざまな場所で使えますが、コンビニエンスストアに特化した強みがあるわけではありません。そのため、d払いほどは優先して利用されていないと考えられるでしょう。

楽天ペイ・d払い利用者は経済圏を意識している

最後に、各アプリ利用者が特徴的によく利用するアプリを分析します。まず、PayPayです。

図:よく利用するアプリ(PayPay)
期間:2025年3月〜2026年2月

PayPay利用者は「とくするアンケート」「大和コネクト証券」「WalkWin」などを利用しています。

「とくするアンケート」はアンケートに回答すると、PayPayポイントがもらえるポイ活アプリ、「WalkWin」は歩数計のポイ活アプリです。「大和コネクト証券」は、スマートフォンで株式や投資信託などの取引ができます。

そのほかにも、ライフスタイルやファイナンス、ゲームなど、幅広いジャンルのアプリがあります。PayPayポイントとは関係の薄いアプリもあり、PayPay利用者は、楽天ペイやd払いよりも若年層の割合が高いことから、エンタメとしてアプリを楽しむ人が多いのかもしれません。

次に、楽天ペイです。

図:よく利用するアプリ(楽天ペイ)
期間:2025年3月〜2026年2月

楽天ペイ利用者は「楽天チェック」「楽天Car」「Rakuten Pasha」などを利用しています。

楽天チェックは、お店や公園などでチェックインすると、楽天ポイントが貯まるポイ活サービスです(2026年夏頃より、楽天ペイアプリのチェックイン機能に移行予定)。楽天Carは、給油やドライブで楽天ポイントが貯まるポイ活アプリです。Rakuten Pashaは、楽天ポイントがもらえるクーポンアプリで、対象店舗で購入したレシートを撮影して送信することでもポイントを貯められます。

これらのアプリを活用すると、ちょっとした外出やドライブ、普段の買い物でも楽天ポイントが貯まってお得です。楽天ペイ利用者は、さまざまな楽天のアプリを使いこなして、効率よく楽天ポイントを貯めている様子がうかがえます。

次に、d払いです。

図:よく利用するアプリ(d払い)
期間:2025年3月〜2026年2月

d払い利用者は「dカードアプリ」「dジョブスマホワーク」「dフォト」などを利用しています。

dカードアプリは、おサイフケータイを設定すると、カードを持ち歩かなくても支払いができるほか、dポイントを貯めたり使ったりもできるアプリです。dジョブスマホワークは、アンケートや商品購入、ゲームプレイなどでdポイントが貯まるポイ活アプリです。

dフォトは、写真や動画データをクラウド上にバックアップ保存できるアプリです。条件はありますが、ドコモ契約者は5GBまで無料で利用できるなど、ドコモユーザーならではのメリットもあります。

d払い利用者は、生活のさまざまな場面でドコモのサービスを活用し、楽天経済圏と同じように、dポイント経済圏を築いているといえるでしょう。

まとめ

今回は、PayPay、楽天ペイ、d払い利用者の属性やライフスタイルを分析しました。

各アプリ利用者は、40代〜60代の割合が高いのが共通点です。アプリごとの利用者の平均年齢は、楽天ペイがもっとも高く、次いでd払い、PayPayの順であることがわかりました。楽天やドコモというブランド力が強みとなる楽天ペイとd払いに対して、PayPayは大型キャンペーンなどで若年層の認知度を高めたことが背景にあると考えられます。

余暇の過ごし方では、各アプリ利用者のいずれも「テレビ視聴」「ショッピング」「食べ歩き、飲食店巡り」のスコアが高いことがわかりました。時間的にも経済的にも、余暇を楽しむ余裕のある層が多い様子がうかがえます。

PayPay利用者は、ライフスタイルやゲームなど、ジャンルの偏りが少なく幅広いアプリを特徴的によく利用しており、エンタメとしてアプリを活用しているのかもしれません。一方、楽天ペイやd払いは、楽天ポイントやdポイントを貯めたり、使ったりするアプリを特徴的によく利用しており、経済圏を意識しているのでしょう。

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重兼千春

重兼千春

Webライター。転職、キャリア、美容、不動産、金融ジャンルの記事を執筆中。新卒からシステムエンジニアとして働いていました。ライティングにおいては、わかりやすい文章を書くことはもちろん、どこかくすっと笑えるような、読み手が温かい気持ちになれる記事を書くことを心がけています。