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節約

公開日:2026/07/21 更新日:2026/07/15

「節約」検索者を分析!男性は資産形成、女性は暮らしの改善への関心が特徴的

物価の上昇が続くなか、家計を見直したり、お得な情報を探したりする人は少なくありません。一方で「節約」と聞くと、家計を切り詰める主婦層や、お金にシビアな人をイメージするのではないでしょうか。

しかし実際には、節約に関心を持つ人の属性やライフスタイルはさまざまです。趣味や学びのために支出を見直す人もいれば、投資や資産形成に関心を持つ人もいます。

そこで今回は「節約」を検索する20代〜30代の男女を対象に、職業やライフスタイル、興味関心などを分析しました。「節約」検索者の特徴を見てみましょう。

「節約」検索者はどんな人?職業と情報収集の特徴

「節約」検索者の20代〜30代の男女それぞれの特徴を、同属性(20代〜30代の男女)のインターネット人口全体と比較してみます。

図:職業
期間:2025年5月〜2026年4月

職業を見ると「節約」検索者は、男女ともに「会社勤務(一般社員)」の割合がもっとも高いことがわかります。女性は「パート・アルバイト」と「無職・定年退職・家事手伝い」が、「会社勤務(一般社員)」と同程度の割合であることが特徴的です。20代〜30代という年齢を踏まえると、子育てにより正社員以外の働き方をする人も多いと推測されます。

図:1日あたりのメディア接触時間
期間:2025年5月〜2026年4月

「節約」検索者の1日あたりのメディア接触時間は、インターネット人口全体と同じように「テレビ」の接触時間がもっとも長いことがわかります。

「テレビ」への接触時間は、女性は約60分、男性は約35分と女性のほうが長い傾向にあります。ですが「新聞(電子版を含む)」と「雑誌・フリーペーパー」、「電子書籍」は、女性よりも男性のほうが接触時間が長いです。

女性はパートや家事手伝いの割合が高いことから、家にいる時間が比較的長く、テレビを見る機会が多いと考えられます。家事や育児の合間にテレビで見かけた節約術や家計管理術に興味が湧き、インターネットやSNSで詳しく調べる人も多いのではないでしょうか。

一方、女性よりも新聞や電子書籍への接触時間が長い男性は、自分から情報を探して読む傾向が強いといえます。なんとなく情報を収集するよりも、明確な目的があって自分から情報を取りにいく傾向が強いのかもしれません。

図:1日あたりのSNS・アプリ利用時間
期間:2025年5月〜2026年4月

1日あたりの利用時間を男女で比べると、Instagramと動画アプリは女性のほうが長いことがわかります。一方、とくにXやニュースアプリは、男性のほうが利用時間が長く、女性との利用時間の差も比較的大きいです。

このことから、女性はテキスト中心の情報だけでなく、画像や動画も重視する傾向にあると考えられます。とくに節約レシピや家計管理術、購入品レビューなどは、画像や動画があるほうがわかりやすく、実際の生活シーンをイメージしやすいでしょう。

Xやニュースアプリは、リアルタイムの情報を得やすいのが特徴です。男性はニュースや経済動向など、リアルタイムの情報収集を重視する傾向にあるのかもしれません。

興味深いのは、男女ともにSNSやアプリの利用を極端に控えているわけではなく、積極的に情報収集する様子がうかがえる点です。節約というと我慢や切り詰める生活をイメージしがちですが、SNSや動画アプリでは、楽しみながら節約に取り組む人も多く見られます。そのため「節約」検索者も、前向きな姿勢でより良い暮らし方やお金の使い方を探しているのかもしれません。

趣味も学びも楽しみたい?平日や休日の過ごし方

「節約」検索者の休日や平日の過ごし方、興味関心を見ていきましょう。

以下のレーダーチャートは、インターネット人口全体を0とした場合に、「節約」検索者の男女のスコアがどの程度かを表しています。インターネット人口全体とのスコア差が大きいほど「節約」検索者の特徴が強く表れています。

図:平日の過ごし方
期間:2025年5月〜2026年4月

平日の過ごし方を見ると「仕事(パートや副業なども含む)」は、男女ともにインターネット人口全体よりもスコアが高く、男性よりも女性のほうがわずかに高いことがわかります。「家事、育児」はインターネット人口全体と比較して男性はスコアが高く、女性はスコアが低いのが特徴です。

一般的には「節約=主婦層」というイメージを持たれやすいですが、「節約」を検索する20代〜30代の女性は、仕事をしながら家計やお金の管理に関心を持つ人の割合が高いと考えられます。

一方、男性は、インターネット人口全体よりも家庭生活を重視する人の割合が高いといえます。家事や育児に関わることで、食費や日用品費、光熱費など、生活コストを意識する機会が増え、節約への関心が高まるのかもしれません。

図:休日の過ごし方
期間:2025年5月〜2026年4月

休日の過ごし方を見ると、女性は「習い事」のスコアが突出して高いのが特徴的です。「節約」検索者は、学習やスキル習得などの自己投資にも関心が高いのでしょう。平日の過ごし方で「仕事(パートや副業なども含む)」のスコアが高かったことから、収入を得ながら、自分の興味関心のある分野に積極的に取り組む人が多いとも考えられます。

習い事には一定の費用がかかります。そのため、節約は支出を減らすことを目的とするよりも、趣味や学びなど、自分が価値を感じることにお金を使うために、日々の支出を見直す人が多いのかもしれません。「節約=自分らしい暮らしや挑戦を続けるための手段」と受け止める姿が見えてきます。

図:余暇の過ごし方
期間:2025年5月〜2026年4月

余暇の過ごし方を見ると、女性は「アウトドア」、男性は「観賞」「スポーツ」「芸術・創造」のスコアが高いことがわかります。男女でジャンルの違いはありますが、趣味やレジャーへの関心が高い傾向が見られます。

余暇の過ごし方を見ても、節約が単にお金を使わないための行動ではなく、さまざまな体験を楽しむための工夫として実践されているといえそうです。限られた予算のなかで支出の優先順位を見直し、自分にとって価値のある時間や経験にお金を使いたいと考える人が多いのかもしれません。

キーワード・サイト・アプリから分析する関心事

「節約」検索者の男女それぞれが、特徴的によく検索・利用するキーワードやサイト、アプリを分析します。

男性は経済や生活改善、女性は自炊や暮らしの工夫に関心

まず、特徴的によく検索するキーワードです。

図:よく検索するキーワード(男性)
期間:2025年5月〜2026年4月

「節約」検索者の20代〜30代の男性がよく検索するキーワードには「小泉純一郎」「片山さつき」といった政治的なキーワードが見られます。物価や税制、社会保障など、家計に影響を与える社会・政治的な話題への関心が高いと考えられるでしょう。そのほか「成功」や「自炊」、「楽」といった自己成長や生活改善、効率化に関連するキーワードも含まれています。

経済ニュースや自炊、暮らしの効率化などに関心があり、前向きに生活を改善しようとする様子がうかがえます。男性にとって節約は、将来の選択肢や経済的な余裕を広げるための手段でもあるのかもしれません。

図:よく検索するキーワード(女性)
期間:2025年5月〜2026年4月

「節約」検索者の20代〜30代の女性は、料理に関するキーワードをよく検索しています。「冷凍弁当」や「節約レシピ」、「献立」など、自炊に関するキーワードが多く、食事で節約しようとする様子がうかがえます。食費は家計のなかでも調整しやすい支出項目のため、節約の実践手段として食事を重視するのでしょう。

自炊は単なる節約術ではなく、健康的な食生活や暮らしの充実にもつながります。女性にとって節約は、日々の生活をより良くするための工夫の一つといえるでしょう。

男性は投資や金融情報、女性は健康や生活情報を収集

次に、よく見るサイトです。

図:よく見るサイト(男性)
期間:2025年5月〜2026年4月

「節約」検索者の20代〜30代の男性がよく見るサイトには「なにおれ」や「筆子ジャーナル」など、ライフスタイルやお金に関する情報を提供するサイトが多くあります。株の入門サイト「カブスル」や、クレジットカードの情報発信をする「クレカの錬金術」、お金の学校「GFS」も見られています。

こうした傾向から、節約がお金に関する知識を身につけたり将来の選択肢を広げたりするための、入り口になっている様子がうかがえます。節約をきっかけに、投資やポイント活用、家計管理などに興味を持つ人も少なくないのかもしれません。

図:よく見るサイト(女性)
期間:2025年5月〜2026年4月

「節約」検索者の20代〜30代の女性がよく見るサイトには、ナッツ・ドライフルーツの通販サイト「小島屋」や、大麦や雑穀、小麦などの穀物を扱う「はくばく」といった、食品に関するサイトが多く見られます。また、心理カウンセラーの根本裕幸さんの「オフィシャルブログ」が含まれており、健康やメンタルヘルスへの興味もあるようです。

生活情報メディア「サンキュ」や、暮らしに役立つ情報を提供するブログ「お得生活」などもよく見られており、生活全般への関心の高さがうかがえます。

興味深いのは、お金そのものよりも暮らしに関するサイトが多い点です。食事や健康、メンタルヘルス、家事の工夫など、毎日の生活を少しでも快適にするための情報を求めていることがわかります。節約を、健康的で快適な暮らしを続けるための工夫として捉えているのでしょう。

男性は管理・効率化を重視、女性は暮らしを支えるサービスを活用

最後に、よく利用するアプリです。

図:よく利用するアプリ(男性)
期間:2025年5月〜2026年4月

「節約」検索者の20代〜30代の男性がよく利用するアプリには「デジタル認証アプリ」や「Google ToDo リスト」など、管理や効率化に役立つアプリがあります。「JALマイレージバンク」や「SBI証券 スマートアプリ」、「マネーフォワード ME」など、金融関連のアプリが多く、資産運用や資産管理を意識する様子がうかがえます。また「クラウドワークス」もあり、支出を管理するだけでなく、副業で収入を増やそうとしているのかもしれません。

節約といえば、家計簿をつけたり安い商品を探したりするイメージがありますが、それ以上に、生活をうまく管理することへの関心の高さが見えてきます。お金や時間の使い方を見直しながら、より効率的で余裕のある暮らしを目指す人も多いのでしょう。

図:よく利用するアプリ(女性)
期間:2025年5月〜2026年4月

「節約」検索者の20代〜30代の女性は「ヨドバシ」や「イトーヨーカドー・ヨーク公式アプリ」などのショッピング、ごみ分別アプリの「さんあ〜る」、ダイエットアプリの「カロミル」など、ライフスタイルに関連したアプリをよく利用するようです。そのほか「マネーフォワード ME」や「楽天家計簿」も利用しており、家計管理への意識が高いと考えられます。

さらに、お買い物記録調査の「ショピレコ」もよく利用されることから、ポイ活にも取り組む様子がうかがえます。これまで見てきた自炊や健康、暮らしに関する関心の高さともあわせると「節約」検索者の女性は、毎日の生活をより快適にするための情報やサービスを、積極的に活用するといえるでしょう。

なお、ポイ活に興味のある方は、がんばらないポイ活「Uvoice」にも登録してみてください。

まとめ

今回は「節約」検索者の20代〜30代の男女それぞれの特徴を分析しました。

男女ともに仕事への関与が高く、積極的に情報収集をする姿勢がうかがえます。しかし、関心の方向性には違いがあり、男性は投資や副業、経済ニュースなどを通じて将来の資産形成や経済的な安定に関心を持つ人が多いようです。一方、女性は自炊や健康管理、暮らしに関する情報を積極的に取り入れながら、生活の質を高めようとする傾向が見られました。

また、休日の過ごし方や興味関心を見ると、男女ともに趣味やレジャー、学びなどに前向きだとわかります。こうした結果からは、節約が単に支出を減らすための行動ではなく、自分にとって価値のある体験にお金や時間を使うための工夫として、実践されている様子がうかがえます。

節約というと、我慢や切り詰める生活をイメージするかもしれません。しかし実際の「節約」検索者は、より良い暮らしや将来のために情報を集め、家計を管理しながら、自分らしい生活を実現しているといえるでしょう。

重兼千春

重兼千春

Webライター。転職、キャリア、美容、不動産、金融ジャンルの記事を執筆中。新卒からシステムエンジニアとして働いていました。ライティングにおいては、わかりやすい文章を書くことはもちろん、どこかくすっと笑えるような、読み手が温かい気持ちになれる記事を書くことを心がけています。