公開日:2025/02/18 更新日:2025/01/20
ポイ活投資とは?ポイント資産運用との違いやおすすめな理由を紹介

「投資」と聞くと、「難しそう」「自分にはまだ早いかな」と思う方や、「万が一損したらどうしよう」とマイナスな印象を持っていて、投資を始める一歩を踏み出せない方も少なくないでしょう。
そんな方におすすめなのが「ポイント投資」です。日常生活で得たポイントを投資に回すため、預金が減ってしまう心配がなく、安心して始められる特徴があります。
本記事では、ポイント投資の詳細を解説するので、ポイント投資に興味のある方や「投資を試してみたいけれど何から始めればよいのか分からない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
ポイ活で貯まったポイントはどうする?

ポイ活で貯まったポイントの活用方法として、主に以下の3つが挙げられます。
- 買い物の支払金額に充当する
- 現金や他社のポイントに交換する
- ポイント投資をする
買い物の支払金額に充当する方法や、現金や他社のポイントに交換する方法は多くの方が想像しやすい活用方法です。一方、「ポイント投資」はあまり耳にしたことのない方も多くいるのではないでしょうか。
実は、ポイントを元手に運用したりポイントを使って投資信託を購入したりできる場面が増えているのです。
【関連】ポイ活とは?メリットや注意点と楽しくポイントを貯めるコツを解説
ポイント投資について

ポイント投資とは一言でいうと、ポイントカードやクレジットカードなどで貯めたポイントを元手にして、投資できるサービスのことです。具体的には「ポイント投資型」と「ポイント運用型」に分かれており、それぞれ特徴や向いている人が異なります。
ポイント投資型とポイント運用型の違い
ポイント投資型とポイント運用型の違いを、表にまとめました。
項目 | ポイント投資型 | ポイント運用型 |
---|---|---|
概要 | ポイントを現金化し、金融商品の購入に充当する方法 | ポイントをそのまま運用する方法 |
リターンの受け取り | 現金 | ポイント |
証券口座の開設 | 必要 | 不要 |
それぞれについて解説するので、どちらが自身に適しているのかを考えながら読み進めてみてください。
ポイント投資型とは
ポイント投資型とは、貯めたポイントを現金化した上で金融商品を購入する方法です。ポイント運用型ではポイントをそのまま運用するため、購入できる商品に制限があります。しかしポイント投資型では一度現金化するので、一般的な資産運用で購入できる商品の多くを購入できます。
また、ポイント投資型では現金で投資商品を購入することになるため、証券会社の口座開設が必要な点や、現金でリターンを受け取る点も特徴として挙げられます。このように、元手にポイントを利用すること以外は一般的な資産運用とほとんど同じである点が、ポイント投資型の特徴です。
ポイント運用型とは
ポイント運用型とは、ポイントを現金化せずそのまま運用する方法です。一般的な資産運用やポイント投資型では、株価などと連動して現金が増減するのに対し、ポイント運用型ではポイントが増減します。現金化が不要であるため、口座開設の必要がなく、リターンの受け取りもそのままポイントで行われます。
また、購入できる商品数が少ないので、投資に慣れていない方は商品選びで迷わなくて済む一方、投資経験者の方にとっては物足りないと感じる場合が多いでしょう。
ポイント運用型は、投資の経験が少ない方が投資を実際に体験してみる方法としておすすめです。
ポイント投資のメリット

ポイント投資のメリットとして、次の3つが挙げられます。
- 現金を使わずに投資ができる
- 少額から投資を始められる
- 投資の知識や経験を積める
それぞれの点について解説するので、ポイント投資を始めようと考えている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
現金を使わずに投資ができる
ポイント投資の最大の魅力は、現金を一切使わずに資産運用を始められる点です。
普段の買い物やポイ活で貯めたポイントを活用するため、余分な出費がかかりません。たとえ損失が出た場合でも失うのはポイントだけなので、投資未経験者でも安心して取り組めるでしょう。
このようにポイント投資は、投資経験がない方でもリスクを取らずに無理なく資産運用を始められる点が大きな魅力です。
少額から投資を始められる
通常の投資では、まとまった資金が必要なケースが多いですが、ポイント投資なら1ポイント(1円相当)から始められることが一般的です。そのため、手持ち資金が少なくても問題なく、まずは気軽に試してみたい初心者にとって理想的なスタート方法だといえるでしょう。
例えば、月に数百円程度のポイントであっても、その積み重ねで投資体験を十分に味わえます。さらに、少額であっても株式や投資信託の値動きを体験できるので、市場の仕組みや動向を把握するのに役立ちます。
初心者がいきなり大きな金額を投じるリスクを回避しながら、少額投資で実践的な学びを得られる点がポイント投資の特徴です。
投資の知識や経験を積める
ポイント投資は、投資未経験者がリスクを最小限に抑えながら実際の運用体験を積むための理想的な手段です。株式や投資信託といった金融商品の仕組みを学びながら、市場の動きをリアルタイムで感じられます。
また、損失が出たとしても現金を失うわけではないので、気軽に試行錯誤できるのが大きな利点です。ポイント投資を通じて、単に市場の動向だけでなく、リスク管理や資産配分といった資産運用の基本的な知識も学べます。
特に投資初心者にとって、安心して学びながら運用経験を積む貴重な機会を提供してくれる点がポイント投資の魅力です。
ポイント投資のデメリット

一方、ポイント投資には次のようなデメリットが挙げられます。
- 商品数が少ない
- 証券会社の口座を開設しなくてはならない
- 確定申告が必要になる可能性がある
これらの注意点は、ポイント投資を始める際や実際に運用を進める上でネックになるため、必ず確認するようにしてください。
商品数が少ない
「ポイント運用型」では、通常の投資と比べて選べる金融商品の種類が限られています。購入できる商品が特定の商品のみに絞られており、自分の投資戦略や興味に合った商品が見つからない場合もあるでしょう。
また、運用先が限られているため、分散投資がしにくく、特定の商品に資金が集中してしまい、リスクをコントロールしにくくなることがある点もデメリットとして挙げられます。
このような制約がある点は、すでに投資の経験や知識が十分な方や柔軟な投資をしたい方には不便に感じられるかもしれません。
証券会社の口座を開設しなくてはならない
「ポイント投資型」では、一般的に証券会社の口座を開設する必要があります。口座開設には本人確認書類の提出や審査が必要で、ある程度の時間と手間がかかるため、気軽に始めたい方にとってはハードルになることがあります。
また、金融商品を扱う口座であることから、運用ルールや税制についての基本的な知識が求められるケースもあり、初心者には少し難しく感じるかもしれません。さらに、口座の種類によっては維持費が発生する場合もあるでしょう。
ポイント投資を始める前に、コストを含めた計画を立てておくことが重要です。
確定申告が必要になる可能性がある
ポイント投資で得た利益は、状況次第では課税対象となり、確定申告が必要になる可能性があります。
特に、ポイントを現金として受け取ったり、実際の株式投資と同じように運用益が出たりした場合には、税法上の「雑所得」「一時所得」「譲渡益」などとして扱われるでしょう。そのため、毎年の収入状況によっては確定申告をしなければならず、大きな手間がかかる点がデメリットです。
また、税金の仕組みに詳しくないと誤った申告をしてしまうリスクもあります。税制についての基本的な理解が求められます。特に、他の副収入と合算して課税対象額が増える可能性については事前に確認し、計画的に運用することが重要です。
ポイント投資が可能な証券会社

証券会社によってポイント投資の可否が異なります。ここでは、ポイント投資ができる主な証券会社を5つ紹介します。
- 楽天証券
- PayPay証券
- dポイント投資(マネックス証券)
- SBI証券
- auカブコム証券
各社の特徴を参考に、利用しやすい証券会社を見つけてみてください。
楽天証券
楽天証券は楽天ポイントを利用した投資が可能なプラットフォームとして人気です。楽天市場や楽天カードを通じて貯まったポイントを、投資信託や国内株式の購入、米国株式、バイナリーオプションの購入に充てられます。
特に楽天経済圏の利用者にとって使い勝手が良く、日常的な買い物を投資に結びつけやすいのが特徴です。
NISAやiDeCoの口座にも対応しており、少額から始められる投資環境が整っている他、初心者に優しい操作性や充実したサポート体制も魅力の1つです。
PayPay証券
PayPay証券は、PayPayポイントを使って少額から投資を始められる証券会社です。「PayPayポイント投資」では、PayPay証券で取り扱う全ての商品・銘柄にポイントが利用でき、100円から1円単位での少額投資ができ、投資初心者にとって非常に使いやすいプラットフォームです。
また、投資初心者に向けた「PayPayポイント運用」も用意されており、お試しで投資を始めてみたい方にはおすすめです。PayPayアプリと連携しており、ポイントをスムーズに投資に充当できます。
アプリ操作がシンプルで直感的なため、投資に不慣れなシニア層や若年層にも好評です。
dポイント投資(マネックス証券)
dポイント投資は、ドコモのdポイントを使った資産運用サービスを提供しています。貯まったポイントを使って投資信託を購入でき、ポイントを現金化する手間なく、直接運用に回せるのが特徴です。
ポイントはドコモユーザーの日常的な利用で貯めやすく、携帯料金やショッピングで得たポイントをそのまま活用できます。また、投資信託の種類も豊富で、自分の投資スタイルに合った商品の選択が可能です。
1ポイントから始められるため、投資経験の浅い人でも気軽にチャレンジできる環境が整っています。
SBI証券
SBI証券は、VポイントやPontaポイントなど好きなポイントを活用した投資ができます。投資信託の購入や一部の株式取引でポイントを利用でき、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。
商品ラインアップは、国内株式や投資信託、FX取引に加え運用をAI(人工知能)に任せるプランなど、非常に豊富な点が特徴的です。また、キャンペーンやポイント還元プログラムを頻繁に実施しており、さらにお得に資産運用を始めるチャンスがあるため、ぜひ情報をチェックしてみてください。
auカブコム証券
auカブコム証券は、Pontaポイントを活用した投資サービスを展開しており、特にauユーザーにとって利用価値が高い証券会社です。Pontaポイントを使って投資信託を購入できる「ポイント投資(投資信託)」や株を購入できる「ポイント投資(プチ株)」の2種類が用意されており、自身の好みに合わせて商品を選択できる特徴があります。
さらに、操作性に優れたアプリや、ユーザーを支援する学習コンテンツが豊富で、投資初心者にも安心の環境を提供しています。
ポイント投資がおすすめな人

ポイント投資は、日常生活でポイントを貯める習慣がある人や、投資を気軽に始めたい人に向いています。例えば、楽天ポイントやVポイント、dポイントなどを日常的に貯めている人は、それらを活用して資産運用をお試しで利用できます。
また、投資経験がない初心者や、少額から運用をスタートしたい人にも適しています。さらに、すでに他の投資をしている人にとっても、ポイントを資産運用に回すことで現金資産を多く使うことなく、運用効果を高めることが可能です。
このように、ポイント投資はさまざまな方におすすめできるので、ぜひ少額から始めてみてください。
まとめ

ポイント投資は、貯まったポイントを活用しながら少額から投資を始められる便利な手段です。リスクを抑えつつ投資の経験を積めるため、初心者や資産形成を始めたい方に特におすすめです。
そんなポイント投資で使うポイントを効率よく貯めたい方には「Uvoice(ユーボイス)」がおすすめです。Uvoiceには事前設定するだけで自動でポイントが貯まる機能があり、日常的にポイントを貯める習慣がない人でもポイントを貯められます。
貯めたポイントは、dポイント・Pontaポイントに交換できるドットギフト、PayPayマネーライトなどに交換できます。ぜひダウンロードして、活用してみてください。

Uvoice編集部
ポイ活サービス「Uvoice」「Uvoiceブラウザ」を運営する株式会社ヴァリューズのUvoice編集部です。お得に暮らすヒントをご紹介します。
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