公開日:2024/12/03 更新日:2024/11/26
おすすめの食費節約術!食材を無駄にしない買い物のコツとは?
以前、Uvoice(ユーボイス)が提供しているデータを基に、節約に関する調査を行ったところ、多くの方が「食費」の節約に興味があることが分かりました。
そこで今回の記事では、食費の節約術について紹介します。買い物時や、下ごしらえ・調理の場面で活用できる節約術を13個紹介しているので、食費の節約術について気になる方はぜひ参考にしてみてください。
食費を節約するポイント【買い物】
まずは、買い物において食費を節約するポイントを8つ紹介します。
- 食費の予算を決めておく
- 食材の在庫を把握する
- 1人で買い物に行く
- 買い物に行く回数を減らす
- 次回の買い物までに使い切れる量を買う
- 割引商品を活用する
- 買い物するお店を絞る
- キャッシュレス決済を活用する
それぞれのポイントにおいて、具体的にどのようなメリットや効果があるのかを見ていきましょう。
食費の予算を決めておく
食費を節約するためには、月々の予算を明確に設定しておくことが重要です。予算があることで、外食や嗜好(しこう)品の購入を抑え、自然と計画的な買い物ができるようになります。
予算を設定するには、まずは家計の状況に合わせた現実的な金額を設定し、その範囲内でやりくりすることを目指してください。支出の傾向を把握するためにも家計簿やアプリを活用すると便利です。また、特売日やセールのタイミングを利用することも有効です。
予算を超えた買い物を防ぐための意識を持つことで、無駄を削減し、家計全体に良い影響を与えるでしょう。
食材の在庫を把握する
家にある食材を把握することも、無駄な買い物を避けるために有効です。買い物をする前に在庫を確認し、何が足りないのか、逆に何がまだ残っているのかを把握しておくことで、重複して食材を購入する可能性を減らせます。
また、冷凍庫に眠っている食材や、賞味期限が近い食品を見つけた場合、それらを優先的に使うと、食品ロスが防げるため食費の節約につながります。
毎度、買い物する前に在庫チェックを習慣化することで、無駄な出費を抑えられるでしょう。
1人で買い物に行く
1人で買い物に行くことは、食費を抑えるために大変有効です。
家族や友人と一緒に買い物をすると、ついつい計画にない商品をカートに入れてしまうことがあります。例えば、子どもと一緒に買い物に行く場合、お菓子など必要のないものを買うことになるケースが多く、予算オーバーにつながりがちです。
一方、1人で行けば周りの人に流されず、冷静に必要なものだけを購入できます。事前に買い物リストを作成しておくと、さらに効果的です。1人で買い物に行けば、無駄遣いが減り、予算内での食費管理がしやすくなるでしょう。
買い物に行く回数を減らす
食費を節約するために、買い物に行く回数を減らすことも重要です。週に1回、まとめて買い物に行くことで、つい衝動買いをしてしまう回数が減る上、買い物に使う時間を減らし、効率的に買い物できるようになるでしょう。
より無駄遣いを省くには、事前に1週間分のメニューを考え、それに基づいた買い物リストを作成することがおすすめです。セールや特売日を狙ってまとめ買いをすることで、さらに食費を大幅に抑えることも期待できます。
次回の買い物までに使い切れる量を買う
次回の買い物をする日までに使い切れる量を購入することは、無駄なく食材を活用するための基本です。
買い過ぎると冷蔵庫が一杯になり、何を買ったのか忘れがちです。また、食材を使い切らずに放置してしまうと最終的には捨てなければならず、食費が無駄になります。
そのため、購入する前に1週間分のメニューを考え、それに合わせた必要な量を見積もることが大切です。適切な量を買うことで食品ロスを防ぎ、結果的に食費の節約にもつながります。
割引商品を活用する
スーパーの割引商品やタイムセールを活用することも、食費の節約に大いに役立ちます。
スーパーの特売日やポイント還元キャンペーンを活用することで、日頃の食費を大きく節約できるでしょう。また、賞味期限が近い商品は大幅に値引きされることが多いため、すぐに使う予定がある場合には積極的に購入することもおすすめです。
ただし、割引だからといって無計画に買ってしまうと、使い切れないこともあるので注意してください。食材を無駄にしないためには、事前に必要なものをリストにまとめ、それに基づいて割引商品を選ぶようにしてください。
買い物するお店を絞る
いつも同じ店で買い物をすることは、食費の管理を簡単にする方法の1つです。
安い食材を求めて複数の店を巡ると、各店舗でのセールや特価商品に目を奪われ、結果的に余計な出費が増えてしまうことがよくあります。さらに、複数の店舗を回るための時間も確保しなければならず、買い物が非効率的になってしまいます。
一方、買い物する店を絞れば、必要なものだけを素早く購入でき、時間も節約できます。また、会員割引やポイント制度を活用すれば、長期的に見て食費全体を抑えることも可能です。
キャッシュレス決済を活用する
キャッシュレス決済は、ポイント還元や割引特典があるため、食費を賢く節約する手段としておすすめです。
クレジットカードやスマホ決済を使うことで、支払金額に対し数%のポイント還元が受けられるため、現金払いよりもお得に買い物を済ませられます。その上で、定期的に行われるポイントアップキャンペーンを活用すれば、さらに食費を抑えることも可能です。
さらに、キャッシュレス決済を利用することで、支出履歴が自動的に記録され、家計管理がしやすくなるメリットもあります。支出状況を可視化することで、無駄遣いを防ぐ意識が高まり、結果的に食費の節約につながります。
食費を節約するポイント【下ごしらえ・調理】
続いて、下ごしらえや調理の面で食費を節約するポイントを5つ紹介します。
- つくり置きする
- 冷凍保存する
- 余熱調理を活用する
- 電子レンジで下ごしらえする
- 材料に合わせてレシピをアレンジする
それぞれのポイントで具体的に意識すべき点について、1つずつ解説します。
つくり置きする
つくり置きは、食費を節約するための基本的な手法です。
まとめて調理することで、つくり置きした料理を必要なときに取り出して温めるだけで食べられるため、毎日の調理時間を短縮できます。簡単に食事を用意でき、忙しい日でも外食やコンビニエンスストアに頼る回数が少なくなるでしょう。
また、まとめ買いした食材を一度に調理するため、食材を無駄なく使い切れる点も大きなメリットです。つくり置きをすることで、計画的な食事管理が可能になり、食費を抑えられるようになります。
冷凍保存する
冷凍保存は、食材や料理を長持ちさせ、無駄を防ぐための効果的な方法です。特に、特売やセールで安く手に入れた食材を冷凍しておけば、数日経過しても腐ることなくそのまま利用できます。
例えば、肉や魚、パンなどは冷凍保存に適しており、さまざまな用途に使えるため重宝します。また、調理済みの料理や下ごしらえをした食材も、冷凍しておけば忙しい時にさっと使えて便利です。
冷凍保存を上手に活用すれば、効率的に食材を使い切り、節約効果を高められるでしょう。
余熱調理を活用する
余熱調理は、ガス代や電気代を抑えるために有効な調理方法です。
例えば、鍋やフライパンで料理をしている際、火を止めてからもしばらくの間は余熱を使って調理ができます。余熱調理は時間がかかることが難点ですが、火を入れ続けるわけではないため、食材が硬くなるのを防げます。
また、目を離しても火を入れ過ぎてしまう心配がないため、料理と同時に他の家事を進められる点もメリットの1つです。余熱調理を取り入れることで、光熱費の節約が可能になり、結果として食費全体のコスト削減につながります。
電子レンジで下ごしらえをする
電子レンジは、手早く下ごしらえをする際に大いに役立ちます。特に煮込み料理では、電子レンジを活用することでガス代の節約になるでしょう。
煮込み料理では、火が通りにくい食材を入れると加熱する時間が長くなり、ガスの使用量が多くなってしまいます。しかし事前に電子レンジで加熱し、食材を柔らかくしておけば、煮込む時間が減ってガス代の節約につながるのです。
電子レンジを上手に活用すれば、コストを抑えながらおいしい料理がつくれます。
材料に合わせてレシピをアレンジする
食材の無駄を減らすためには、手元にある材料に合わせてレシピを柔軟にアレンジすることが大切です。例えば、冷蔵庫に残っている野菜や肉などを活用し、炒め物や煮込み料理、スープなどに変えることで、食材を無駄にせず使い切れます。
また、基本のレシピをベースにして、足りない材料を他のもので代用するなど工夫をすることで、買い物へ行かずに済ませられる場合もあります。アレンジの幅を広げれば、食費を節約しながら、バリエーション豊かな食事を楽しめるようになるでしょう。
さらに家計を楽にするには、食費以外を節約することも大切です。以下の記事では、アンケート調査の結果をもとに、電気代や被服・ファッション費、水道代などを節約する方法を解説しているので、併せて参考にしてみてください。
やらない方がいいNG節約術
さまざまな節約術がある中で、やらない方がいい節約術もあります。ここでは、4つのNG節約術について紹介します。
- 栄養バランスを無視した節約
- 「安い」という理由だけで買う
- レシピに忠実に材料を買う
- 複数店舗のはしご
栄養バランスを無視した節約
食費を削減するために常に安い食品だけを選ぶと、栄養バランスを崩してしまう危険があります。栄養価の低い食品を取り続けると、必要な栄養素を摂取できず体調を崩し、結果的に医療費が増える可能性があるためです。
例えば、カップ麺や菓子パン、加工食品ばかりを食べていると、ビタミンやミネラルが不足し、体調を崩しやすくなるでしょう。そのため、食費を工夫する場合でも、栄養バランスを考慮しながら、旬の野菜や手軽な食材を組み合わせることが大切です。
「安い」という理由だけで買う
特売や割引ばかりに目がいき、「安い」という理由だけで必要以上に商品を買うのは避けるべきです。
例えば、安い食材を買ったとしても、品質が低かったり使い道が少なかったりして使わなければ、むしろ損をすることになります。特売品や安い商品でも、本当に必要かどうか、使い切れるかをよく考えることが大切です。
安さだけを追求せず、計画的に必要なものだけを買うように心がけることで、無駄な出費の削減ができ、結果的に食費の節約につながるでしょう。
レシピに忠実に材料を買う
レシピ通りに全ての材料をそろえることも、食費の無駄遣いにつながる場合があります。
レシピに忠実である必要はなく、高い食材は材料から外したり、家にある食材や調味料で代用したりするなど、手元の材料を生かす柔軟さが大切です。比較的安い食材や、冷蔵庫にある食材を活用すれば、食費を効果的に抑えられるでしょう。
複数店舗のはしご
安い商品を求めて複数の店舗をはしごする行為は、一見食費を節約しているように見えて、実際にはお金や時間を無駄にしていることがあります。
特売やクーポンを使うために複数の店舗を回れば、食費は節約できるかもしれません。しかし、複数の店舗を回るだけの時間を確保しなければならない上、疲れると余計な食材を買ってしまいかねません。
そのため、むしろ信頼できる1つの店舗に絞り、その店の特売日や会員割引を賢く活用する方が、効率的な節約になる場合が多いでしょう。
まとめ
おすすめの食費節約術として、13のポイントを紹介しました。記事の最後で紹介したNG節約術と併せて日常生活で活用すれば、今よりも大幅に食費を削減できるようになります。まずは、無理なく、自分のできる範囲で節約術を取り入れ、徐々に食費を削減できるようにしましょう。
また、実際にUvoiceの登録者がどのような節約方法を取り入れているのかを調査した結果を、以下の記事で公開しています。「光熱費・食費編」と「生活費・娯楽費編」の2つに分けて紹介しているので、「みんなが取り組んでいる節約方法」をチェックしてみてください。
【関連】43,542人に聞く!みんなが取り組んでいる節約方法は?【光熱費・食費編】
【関連】43,542人に聞く!みんなが取り組んでいる節約方法は?【生活費・娯楽費編】
Uvoice編集部
ポイ活サービス「Uvoice」「Uvoiceブラウザ」を運営する株式会社ヴァリューズのUvoice編集部です。お得に暮らすヒントをご紹介します。
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