公開日:2024/10/08 更新日:2024/10/09
内職の副業のおすすめは?シール貼りやデータ入力?在宅ワークを詳しく紹介
在宅でできる副業として注目されている内職は、シール貼りやデータ入力など多くの選択肢があります。本記事では、在宅での働き方が可能な内職を詳しく紹介し、メリット・デメリットを解説します。
記事を読めば、あなたに合った在宅での内職の働き方を見つける手助けになるでしょう。自宅での時間を有効活用し、効率的に収入を得る方法を探ってみてください。
内職とは?在宅ワークとの違いは?
内職は、自宅で行う仕事の一つの形態で、企業から材料を受け取り、製品を製造・加工して納品する仕事です。多くの場合、単純作業が中心で、報酬は出来高制となります。
在宅ワークと混同されることが多いですが、内職は企業に雇われた家内労働者として働くのに対し、在宅ワークはフリーランスの個人事業主が多いです。
在宅ワークはパソコンなどを使い、顧客にサービスを提供して報酬を得る仕事で、業務内容や報酬設定の自由度が高い一方、自己責任で働くことが求められます。
在宅の副業は稼げる?平均収入について
内職は各作業の難易度やこなす数によって収入が変わりますが、平均でどの程度稼いでいる人が多いのでしょうか。参考として、厚生労働省が行っている「2023年家内労働実態調査」のデータを紹介します。
工賃を作業時間で割った「1時間当たりの工賃額」については、平均で522円という結果が出ています。最も多い層は「200~400円未満」で、全体の28.3%でした。また、1,000円未満と回答している人の割合は、全体の約8割を占めています。
次に、「1カ月の工賃額」を見ると、平均で3万7,641円でした。最も多い層は「2~4万円未満」で29.7%です。
上記の調査はスキマ時間で内職をしている人だけでなく、専業で長時間働いている人も含まれているため、実際に未経験で新しく内職を始めた場合は上記の金額より低めになると考えるのが妥当でしょう。
参考:厚生労働省「2023年家内労働実態調査」(3~4ページ)
完全在宅が可能な副業を9つ紹介
ここでは、シール貼りやデータ入力、アクセサリー制作など、初心者でも始めやすい在宅での内職を紹介します。これらの副業は、特別なスキルが不要で、空いた時間を有効活用しながら収入を得ることが可能です。
①シール貼り
シール貼りは、商品のパッケージや郵便物にラベルを貼る作業で、手軽に始められる在宅での内職の一つです。特別な道具や資格が不要で、初心者でも取り組みやすいのが特徴です。
シール貼りの仕事は、内職だけでなく時給制のアルバイトとしても募集していることもあり、特にお歳暮やクリスマスシーズンには短期の求人が増えます。
具体的には、商品の値札やバーコード、化粧品の成分表示シールなどを貼る作業です。
②データ入力や文字起こし
データ入力は、紙媒体に記載された情報をパソコンに入力し、デジタル化する作業です。
多くの業界で需要があり、単純作業であるため在宅での内職に適しています。OCR(光学文字認識)による文字情報の認識技術もありますが、正確なデータ化には依然として人の手が不可欠です。
文字起こしは、会議や対談の音声データをテキスト化する仕事で、出版やメディア業界で需要があります。
自動文字起こしソフトもありますが、会話のニュアンスを正確に捉えるにはソフトだけでは不十分なため、自身で判断する必要があります。
③袋詰めや封入
袋詰めや封入の仕事は、商品や冊子を指定された袋に詰める作業です。
袋詰めでは、雑貨や文房具、試供品のほか、ネジやビーズなどのパーツを一定の個数や重さで袋に詰める場合が多いです。
また、企業のダイレクトメールやチラシ、パンフレットの封入作業も依頼されることがあります。報酬は袋詰め1件につき単価が決まっていて、製品や依頼内容によって異なります。
④ティッシュペーパーの広告入れ
街頭で配布するポケットティッシュの外ポケットに広告やチラシを入れる仕事です。他の内職に比べて作業自体が簡単で、スキルは必要ありません。
数千個単位で仕事の依頼があることも多く、その場合は作業スペースを確保する必要があるでしょう。
細かいパーツはなく誤飲の心配もないので、小さな子どもがいる家庭でも安心して作業ができます。家庭や育児の合間を利用して、効率的に収入を得ることが可能です。
⑤部品の組み立て
部品の組み立て作業は、マニュアルに従って商品を組み立てる仕事です。組み立て後には、傷がないかチェックし、必要に応じて動作確認も行います。
例えば、電子部品の組み立てでは、ドライバーなどを使ってパーツを固定します。細かいパーツが多いため、独立した作業スペースを用意できるといいでしょう。
また、ギフトボックスの組み立てでは、中身を詰める作業も含まれることがあります。組み立てる商品には、文房具やキーホルダー、電子部品、紙製品などがあります。
⑥カプセル詰め
カプセル詰めの内職は、プラスチックのカプセルに商品と説明書を詰める作業です。詰める商品は多岐にわたり、おもちゃやキーホルダー、ファッションアイテム、フィギュアなどが含まれます。
作業は比較的簡単で、細かい作業が少ないため、不器用な方でも安心して取り組めます。
また、作業は自宅で行えるので、自由な時間に楽しみながら作業できることが人気です。カプセル詰めはシンプルで、家庭で気軽にできる内職として人気があります。
⑦宛名書きや代筆
宛名書きや代筆の内職は、招待状や賞状の宛名を書く仕事です。具体的には、封筒やはがきなどに宛名を手書きし、賞状の内容を筆で書くなどの作業が含まれます。手紙やショップカードの代筆も含まれ、美しい字を書くスキルが求められます。
書道系の資格を持っている方に向いており、他の内職より単価が高いのが特徴です。プリンターでの自動化が難しい場面での需要があり、手書きの温かみが求められるため、美しい字を書くスキルを生かして稼ぎたい方におすすめの仕事です。
⑧アクセサリー制作
アクセサリー制作の内職は、ビーズや天然石を使ってブレスレットやピアス、ネックレスなどを作る作業です。完成したアクセサリーを台紙に取り付け、袋詰めや値札の貼り付けを行うこともあります。
作業スペースが小さくて済むため、在宅で気軽に取り組めるのが特徴です。ピアスやシュシュ、リボン、ネックレスのチェーンつなぎ、コサージュなど、さまざまなアクセサリーを制作できます。
手先の器用さや集中力が必要ですが、自宅で自分のペースで作業できるため、人気のある内職の一つです。
⑨ミシン縫製
ミシン縫製の内職は、裁断されたパーツや副資材を受け取り、見本を参考に製品を仕上げる作業です。ジャケットやワンピース、シャツ、スカート、パンツなどの衣料品や、布製バッグ、雑貨、子ども用衣服を縫製します。細かい作業として、ベルト通しやボタン付け、和裁の一部を担当することもあります。
報酬は作業に慣れて縫製品の質が向上するなど、スキルに応じて上がる可能性があるでしょう。使用するミシンは、自前のものを使用するか、企業から貸し出される場合もあります。
スキマ時間を活用!副業にポイ活もおすすめ
スキマ時間を活用して副業を考えている方には、ポイ活がおすすめです。ポイ活は、ポイントサイトや通販サイトを経由して買い物をすることでポイントを貯める活動で、特に忙しい方やまとまった時間が取れない方に向いています。
日常のちょっとした時間に手軽に始められ、行動データ提供の設定をすれば毎月自動でポイントが貯まるポイ活サイトなどであれば、毎月自動的にポイントが貯められます。
ポイ活は、在宅でできる手軽な副業として多くの方に人気です。内職と組み合わせてポイ活を行うことで、効率よく収入を増やせるでしょう。
【関連】ポイ活とは?メリットや注意点と楽しくポイントを貯めるコツを解説
【関連】ポイ活におすすめのアプリ・サイト14選|選び方のコツも紹介
内職系の副業をするメリット
内職系の副業をするメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 他人と関わらずに稼げる
- スキマ時間を有効活用できる
- 生産性を高められる
詳しく見ていきましょう。
他人と関わらずに稼げる
内職は、自宅で1人で作業するため、人と関わらずに収入を得たい人に最適な環境です。一般的な在宅での副業では、クライアントとの頻繁なコミュニケーションが求められることが多いですが、内職では依頼や納品の際にのみ接触が必要です。
このため、人見知りの方や1人の時間を大切にしたい方に向いています。内職は、他人との関わりを最小限にしつつ自分のペースで働けるため、ストレスを感じにくい働き方として人気があります。
内職は、他人とのコミュニケーションをできるだけ避けながら収入を得たい方に向いている副業といえるでしょう。
スキマ時間を有効活用できる
内職の副業は、本業の合間に生じるスキマ時間を有効に活用して、副収入を得ることが可能です。在宅勤務が増える中、本業以外の作業を手軽に行える内職は、柔軟な働き方を求める人々にとって魅力的な選択肢です。
限られた時間を効率的に使いながら、収入を増やす手段として、内職は非常に有用です。特に、場所や時間に縛られずに取り組めるため、忙しい日常の中でも無理なく続けられるのが大きなメリットといえるでしょう。
生産性を高められる
内職は、慣れない作業のために最初は時間がかかることがありますが、繰り返し行うことで技術が向上し、生産性を高められるようになります。
作業自体は他の人と協力する必要がないため、自分に合った方法を見つけて働き方を最適化できます。無駄を省き、自分のペースで進められるため、他人と歩調を合わせるのが苦手な人にとっては理想的な環境です。
内職の技術向上を通じて、作業の生産性を高められるでしょう。
内職系の副業をするデメリット
内職系の副業をするデメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 収入が低い可能性がある
- 自宅で作業できるよう環境を整える必要がある
- 夜や土日など空いている時間がないとできない
詳しく見ていきます。
収入が低い可能性がある
内職は、労働時間に対して収入が低いことが多く、効率的な収入源とは言い難いです。多くの内職は単価が低いため、時給に換算すると、一般的なアルバイトよりも低くなることがあります。
例えば、2023年10月からの最低賃金の全国平均が1,004円であるのに対し、内職は出来高払いが主流で、作業に時間がかかると最低賃金を下回ることも珍しくありません。
従って、内職を選ぶ際には、作業の内容が収入に見合っているかを常に考慮する必要があります。
自宅で作業できるよう環境を整える必要がある
内職を行うためには、自宅で作業できる環境を整えることが重要です。製品を広げたり機材を設置するために十分なスペースが必要なため、材料や道具を整理できる場所を用意し、快適に作業できる環境を整えなくてはなりません。
ただし、住環境によっては、作業スペースの確保が難しい場合があります。
また、家族と同居している場合には、自由に使える部屋がない、子どもやペットがいるため作業が中断される、家庭内の雑音が多く集中できないといった問題も考えられます。
理想的には、自宅外に作業スペースを確保することですが、内職の収入でその費用を賄うのは難しいことが多いでしょう。
夜や土日など空いている時間がないとできない
内職は自宅で行うため、夜や土日など空いている時間がないと困難です。例えば、日中は本業で忙しく、夜遅くに帰宅する生活では、内職に取り組む時間がほとんどありません。
また、出張が多く自宅にいる時間が少ない人も、内職には向いていません。内職は、主に自宅で過ごす時間が多い人に適した副業です。
自宅での作業時間を確保できることが、内職を成功させるための重要な要素となります。内職は、家事などで家の中で生活する時間の多い方に適した副業といえるでしょう。
業務委託?バイト?副業としてできる内職の求人の見つけ方
内職の求人を見つける方法は、いくつかの手段があります。まず、求人サイトを活用するのが一般的です。
「在宅ワーク」や「内職」といったキーワードで検索し、自分に合った案件を探してみてください。求人サイトは掲載情報が豊富で、条件に合った仕事を比較的見つけやすいでしょう。
また、市町村のホームページも見逃せません。自治体が紹介する求人は信頼性が高いためチェックしてみてください。
さらに、フリーペーパーもチェックポイントです。地域によっては内職の求人が掲載されており、定期的に確認することで良い案件に出合える可能性があります。
これらの方法を組み合わせれば、自分のライフスタイルに合った内職が見つけられるでしょう。
まとめ
在宅での内職は、副業として自宅で手軽に始められる選択肢です。シール貼りやデータ入力など、スキマ時間を活用して収入を得られます。
一方で、収入が低い可能性や作業環境の整備が必要であることを理解しておくことが重要です。
求人を探す際は、信頼性のあるサイトや市町村のホームページを利用し、自分に合った案件を見つけることが大切です。内職は自分のペースで働けるため、生活スタイルに合わせて柔軟に取り組めるのがメリットです。
忙しい方やまとまった時間が取りにくく内職に取り組む時間のない方には、スキマ時間を活用してのポイ活が合っているでしょう。
Uvoice編集部
ポイ活サービス「Uvoice」「Uvoiceブラウザ」を運営する株式会社ヴァリューズのUvoice編集部です。お得に暮らすヒントをご紹介します。
関連記事