公開日:2024/11/29 更新日:2024/11/26
アンケートモニターのデメリットは?種類やメリットも徹底解説
アンケートモニターは副業として人気がありますが、デメリットも存在します。本記事では、アンケートモニターの種類や仕組み、メリット・デメリットを詳しく解説します。
まとまった収入は期待できず、高単価案件の競争率が高いなどのデメリットがある一方で、特別なスキルが不要でスキマ時間に取り組めるのはメリットです。記事を読むと、アンケートモニターの始め方や注意点が分かります。副業を検討中の方はぜひ参考にしてください。
アンケートモニターとは
アンケートモニターは、企業の市場調査に協力し、報酬を得る仕組みです。主にスマートフォンやパソコンを使用し、オンラインで簡単なアンケートに回答します。
特別な資格やスキルは不要で、スキマ時間を活用できるため、在宅副業として人気です。回答に応じてポイントや現金が貯まり、一定額に達すると換金できます。
郵送によるアンケートもありますが、アンケートに記入した後、郵便ポストに投函(とうかん)する手間がかかります。在宅での副業には、ウェブでのアンケートモニターがおすすめです。
アンケートモニターは、企業にとっても短時間で多くの意見を集められる効率的な調査方法でしょう。
【関連】アンケートモニターとは|副業にするメリットや安全に稼ぐコツを紹介
アンケートモニターの種類
ここでは、ウェブアンケートをはじめとしたアンケートモニターの種類を6つ紹介します。
ウェブアンケート
ウェブアンケートは、スマートフォンやパソコンを使って簡単に参加できるアンケートモニターの一種です。
運営会社から送られてくるメールやアプリ内の質問に回答するだけで、ポイントや報酬が得られます。特別なスキルは不要で、スキマ時間を活用して取り組めるのが特徴です。
まとまった収入は期待できませんが、コツコツと継続できる方に適しています。
商品モニター
商品モニターは、企業から提供された製品を実際に使用し、感想や改善点を報告するアンケートモニターの一種です。
商品代金は、企業負担の場合と自己負担の場合があります。新製品をいち早く試したい方や、自分の意見を積極的に発信したい方に適しています。無料サンプルを試す「モニターサンプリング」もあり、お得に商品を試したい方にも向いています。。
会場調査
会場調査は、指定された場所へ出向いて商品やサービスを直接体験し、評価するアンケートモニターの一種です。
食品やサービスの雰囲気など、実際に見て触れて感じられるのが特徴です。時間と労力がかかりますが、他の調査と比べて報酬が高い傾向があります。
一方で、開催される回数は多いわけではなく、毎月に何度も参加できるほどではないため競争率も高めです。
個別インタビュー
個別インタビューは、一対一でインタビュアーの質問に答えるアンケートモニター形式です。従来は指定会場や企業に出向いて行われていましたが、最近ではオンラインでの実施が増えています。
60~90分程度の拘束時間で、交通費込みでの高額な報酬が得られることもあります。電話やLINEを使用したインタビューもあり、外出がしにくい方や、地方にお住まいの方でも参加しやすいです。。
グループインタビュー
グループインタビューは、複数の参加者が集まり座談会形式で行われるアンケートモニター調査です。企業は、初対面の参加者同士の会話から商品の評価や意見を収集します。
通常90~120分程度で実施され、報酬は比較的高額です。報酬に交通費が含まれる場合と含まれない場合もあります。
チャットインタビュー
チャットインタビューは、SNSやメッセージアプリを使用して文字ベースで行われるアンケートモニター調査です。時間や場所の制約が少なく、参加者は顔を出さずに回答できるため、率直な意見を回答しやすいのが特徴です。
じっくりと考えられるので、消費者の視点に立ってより深いコメントを返答できます。オンラインインタビューの代替手段としても注目されています。
アンケートモニターのデメリット
ここでは、アンケートモニターのデメリットを6つ解説します。詳しく見ていきましょう。
大きく稼ぐのは難しい
アンケートモニターのデメリットとして、大きな収入を得ることが難しい点が挙げられます。一般的に、1件あたりの報酬は数百円程度と低く設定されています。多くの案件をこなせば月に数万円稼ぐこともできますが、タイムパフォーマンスの面で効率的とはいえません。
副業として取り組む場合、期待する収入と実際の報酬にギャップが生じる可能性があります。そのため、アンケートモニターを主な収入源とするのは現実的ではないでしょう。
【関連】アンケートモニターの収入目安は?稼ぐコツやサイトの選び方
【関連】現実は厳しい?アンケートモニターの月収や危険性を徹底解説
高単価案件は競争率が高い
アンケートモニターのデメリットとして、高単価案件の競争率の高さが挙げられます。報酬の良い案件は数が限られており、多くのモニターが応募するため、毎回参加するのは困難です。
会場調査や座談会などの高単価案件に参加するには、素早い対応が求められます。メールをこまめにチェックし、事前調査のアンケートにいち早く回答することで、参加確率を上げられる可能性があります。
ただし、先着順で締め切られることも多いため、迅速な行動が不可欠です。
継続的に案件に取り組む必要がある
アンケートモニターのデメリットとして、継続的な案件獲得の必要性が挙げられます。多くの案件が単発であるため、常に新しい案件を自ら探し続ける必要があります。特に高単価の案件は上述の通り競争が激しく、募集がすぐに締め切られることも珍しくありません。
このように、安定した収入を得るには継続的な努力が求められ、副業としては労力がかかり過ぎてしまいます。定期的に案件を探し、応募する時間と労力を考慮する必要があります。
応募のために労力をかけたくない方には、アンケート以外でもポイントが貯まるなど、継続的な案件獲得をしなくてもポイントが貯まるサービスが向いているでしょう。
ほったらかし系ポイ活に詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
【関連】ポイ活自動化は可能?ツールを使うリスクや「ほったらかしポイ活」のコツ
怪しいサイトもある
アンケートモニターのデメリットとして、悪質なサイトの存在が挙げられます。本来の目的から逸脱し、個人情報収集や不適切な外部サイトへ誘導する怪しいサイトが存在します。これらは、アンケートモニターの信頼性を損なう要因です。
利用の際は、サイトの信頼性や個人情報の取り扱いを慎重に確認してください。不自然な点や不安を感じた場合は、登録や回答を控えるなど、自己防衛が必要です。安全性の高いサイトを選択することで、このデメリットを回避できます。
【関連】アンケートモニターは危ない?本当に稼げる?真実を徹底調査
一定のポイントが貯まるまで換金できない
アンケートモニターのデメリットの1つに、ポイントの換金に関する制限があります。多くのサイトでは、一定のポイントが貯まるまで換金できないシステムを採用しています。これは、少額の換金処理を減らすための措置です。
また、案件をクリアしてもポイントの反映に時間がかかることがあります。さらに、換金方法によっては手数料が発生し、実質的な報酬が減少する可能性もあるでしょう。
このため、ポイントの貯め方や換金のタイミングを慎重に検討するのが大切です。各サイトの利用規約をよく確認し、効率的なポイント運用を心がけてください。
長く続けてもスキルが身に付かない
アンケートモニターの主なデメリットに、長期的なスキル向上が見込めない点があります。誰でも簡単に始められる反面、専門性を要する作業が少ないため、特定の能力を磨くことが難しいのです。
多くの案件が単純なアンケート回答で、高度な技術や知識を必要としません。そのため、長期間続けたとしても、キャリアに直結するようなスキルアップは期待できないでしょう。
より専門的な能力を身に付けたい場合は、クラウドソーシングサイトなどで、より専門性の高い仕事を探すことをお勧めします。アンケートモニターは手軽な副業として適していますが、キャリア形成の観点からは限界があることを認識しておいてください。
アンケートモニターのメリット
誰でも簡単に始めやすいアンケートモニターには、メリットも多々あります。以下で主なものを紹介します。
スマホで取り組めるものが多い
アンケートモニターの大きな魅力は、スマートフォンを使って手軽に参加できる点です。多くのアンケート案件がスマートフォンに対応しており、外出先や通勤中など場所を選ばずに取り組めます。
これは、データ入力やウェブライターなど、パソコンが必須の在宅副業と比べて大きなメリットといえるでしょう。
日常生活のスキマ時間を有効活用して収入を得られるため、忙しい人にも適しています。
【関連】無料で利用できるアンケートモニターにおすすめのアプリ8選
特別な知識やスキルがいらない
アンケートモニターのメリットは、特別な知識やスキルが不要な点です。誰でも気軽に始められ、資格も必要ありません。日々の経験を生かして回答するだけで、小遣い稼ぎが可能です。
スマートフォンだけで参加できるハードルの低さが特徴で、コツコツと続ければ徐々に収入を増やすチャンスもあります。専門性がなくても取り組めるため、副業初心者にも適しています。
スキマ時間にできる
アンケートモニターのメリットは、スキマ時間を有効活用できる点です。忙しい日常の中でも、電車の移動中や昼休み、テレビを見ながらなど、わずかな空き時間を使って参加できます。
まとまった時間が取れなくても気軽に取り組めるため、子育て中の方や多忙な社会人にも適しています。
少しずつポイントが貯まる感覚を楽しみながら、無理なく継続できるのが大きな魅力です。
始めるのにお金がかからない
アンケートモニターの大きなメリットは、初期投資が不要な点です。通常使用しているスマートフォンやパソコン、インターネット環境があれば、追加費用なしで始められます。
経済的負担なく気軽にスタートできるので、副業初心者や学生、主婦の方々にも人気があります。お金をかけずに収入を得たい方に適した選択肢といえるでしょう。
好きな商品やサービスが試せる
アンケートモニターのメリットは、新商品やサービスをいち早く体験できる点です。企業が消費者ニーズを把握するため、さまざまなジャンルの新製品を試す機会が提供されます。
化粧品や食品など、幅広い分野の商品が対象となり、普段から気になっていた製品を無料で試せることも珍しくありません。さらに、新しいサービスを体験できる案件もあり、消費者として貴重な経験ができるでしょう。
アンケートモニターの始め方
ここでは、アンケートモニターの始め方として、最初にアンケートサイトを探すところから報酬の受け取りまでを説明します。
アンケートサイトを探す
アンケートモニターを始める際は、最初にアンケートサイトを探します。大手企業が運営するサイトや、近年会員数が急増しているサイトを探しましょう。安全性を確認するため、口コミサイトやSNSでの評判も参考にしてください。
ただし、「誰でも数万円を簡単に稼げる」といった甘い言葉には注意が必要です。このような、うたい文句は詐欺の可能性があります。適切なサイトを選べば、安心してアンケートに参加できます。
アンケートモニターの選び方で迷われる場合は、「ポイ活を選ぶときは何を重視する?「楽さ」がポイント!」の記事も参考にしてみてください。
アカウント作成・プロフィール登録
アンケートモニターを始めるには、まずオンラインで登録し、アカウントを作成していきます。モニター規約・プライバシーポリシーに同意して、基本的な個人情報に加え、簡単なプロフィールの入力が求められます。
個人情報の取り扱いに不安がある場合は、セキュリティー対策が充実した信頼性の高いサイトを選びましょう。
自身の興味や経験に合わせてプロフィールを充実させることで、より多くのアンケート案件に参加できる可能性が高まります。
アンケートに回答
アンケートモニターに登録すると、さまざまな案件がメールやアプリを通じて届きます。回答時間は案件によって異なり、短時間で済むものから専門知識を要するものまで幅広くあります。
自分のスキルや興味に合った案件を選び、回答することが大切です。報酬と所要時間のバランスを考慮しながら、効率的にアンケートに取り組み、誠実に回答しましょう。
報酬を受け取る
アンケートモニターの報酬は、主にポイント形式で付与されます。多くの場合、一定額に達すると現金や電子マネーなどに交換できます。さまざまなサービスポイントへの交換も可能です。
ただし、交換率や最低交換単位には注意が必要です。500ポイント単位でしか使えないなどの制限がある場合もあります。各サイトの規約をよく確認し、効率的にポイントを貯めて活用しましょう。
アンケートモニターを始める際の注意点
アンケートモニターを始める際には、いくつか気を付けるべき点があります。以下で見ていきましょう。
会社の就業規則を確認する
アンケートモニターを始める前に、会社員の方は必ず就業規則を確認してください。副業に関する制限や禁止事項が定められている可能性があります。
無断で副業をすると、住民税の徴収方法を通じて会社に発覚するリスクに気をつけてください。普通徴収を選択しても、自治体の方針で特別徴収となる場合もあるため注意が必要です。
副業を認めている会社でも、事前申告が求められることがあります。トラブルを避け、安全に副業を始めるためにも、就業規則の確認は不可欠です。
個人情報の取り扱いに注意する
アンケートモニターを利用する際は、個人情報の取り扱いに十分注意を払うことが重要です。信頼性の高いサイトを選ぶ基準として、プライバシーマークやISMS認証の取得状況を確認しましょう。
プライバシーマークは、個人情報保護の基準を満たした企業に付与されるものです。一方、ISMSは国際規格で、個人情報だけでなく財務情報や技術情報など、幅広い情報資産の保護を対象としています。
これらの認証を取得しているアンケートサイトは、個人情報の取り扱いに関する信頼性が高いといえます。
アンケートへの回答は丁寧に行う
アンケートモニターとして継続するには、回答の質を重視することが不可欠です。低報酬の案件であっても、常に丁寧な回答を心がけてください。虚偽の回答や適当な回答は避け、一つひとつの質問に真摯(しんし)に向き合うことが大切です。
この姿勢を貫くことで、長期的には信頼性の高いモニターとして評価され、より多くの案件や高単価の案件に参加できる可能性が高まります。コツコツと継続することで、報酬が家計の助けとなる効果も実感できるでしょう。
まとめ
アンケートモニターは、手軽に始められる副業として注目を集めています。しかし、まとまった収入は期待できず、高単価案件の競争率も高いというデメリットがあります。一方で、特別なスキルが不要で、スキマ時間に取り組める点はメリットです。
始める際は、信頼性の高いサイトを選び、個人情報の取り扱いに注意しましょう。また、アンケートモニターの規約を確認し、丁寧な回答を心がけることが重要です。
アンケートモニターは、家計の助けとなる収入を得られる手軽な副業ですが、デメリットも理解した上で取り組むことが大切です。自分のライフスタイルに合わせて、無理のない範囲で始めてみてください。
Uvoice編集部
ポイ活サービス「Uvoice」「Uvoiceブラウザ」を運営する株式会社ヴァリューズのUvoice編集部です。お得に暮らすヒントをご紹介します。
関連記事