公開日:2024/07/02 更新日:2024/06/20
アンケートモニターの収入目安は?稼ぐコツやサイトの選び方
アンケートモニターでの収入は、1件当たり数十円から1時間当たり1万円程度のものまで実にさまざまです。
本記事では、アンケートモニターで得られる収入目安を紹介します。記事を読むと、アンケートモニターで収入を得るコツやサイト選びのポイントが分かるようになるでしょう。
注意が必要なアンケートモニターについても解説しているので、ぜひ最後まで読んでください。
アンケートモニターで得られる収入目安
アンケートモニターの収入は、1件当たり数十円から数百円のものや1時間当たり1万円程度のものまでさまざまです。アンケートモニターの種類によっても、収入に違いがあります。
アンケートモニターで得られる収入目安を下表にまとめたので、参考にしてください。
アンケートモニターの種類 | 収入目安 |
---|---|
Webアンケート | 1件当たり数十円から数百円前後 |
会場調査 | 1時間当たり3,000円前後 |
商品モニター | 1時間当たり1,000〜3,000円前後 |
座談会 | 1時間当たり5,000円前後 |
個別インタビュー | 1時間当たり8,000円前後 |
訪問インタビュー | 1時間当たり1万円前後 |
郵送調査(郵送アンケート) | 1時間当たり1,000円前後(商品券の場合もあり) |
覆面調査 | 飲食代金などの1,000円~1万円前後 |
モニターサンプリング | 商品や試供品 |
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アンケートモニターの種類
アンケートモニターには、手軽にコツコツとスマートフォンでできるものから、現地に出向くものまで多くの種類があります。以下では、9種類のアンケートモニターを紹介します。
Webアンケート
Webアンケートでは、数分程度で回答するだけでポイントなどがもらえます。アンケートモニターの運営会社から送られてくる、メールやアプリに表示されたアンケートに回答します。
特別なスキルは不要で、スマートフォンさえあれば簡単に始められます。
Webアンケートは、まとまった金額を稼ぐのは難しいものの、時間や場所を選ばずポイントが貯められるので、コツコツ継続できる方に向いています。
会場調査
会場調査は、実際に会場まで出向き、企業の新商品などを試用・試食したりした後にアンケートに回答する調査です。アンケートに回答したり、感想を述べたりします。
会場調査に参加するには移動時間がかかりますが、試用品の持ち帰りや試食を楽しめるのはメリットでしょう。
人前で自分の意見を言うのが気にならない方に向いているアンケートモニターです。交通費が支給される場合と、報酬に交通費が含まれている場合があります。
商品モニター
商品モニターは、自宅に送られてくる商品などを試してその感想をコメントで回答したり、消費者目線から提案したりするアンケート方式のモニターです。
商品代などはアンケートサイト側が負担してくれる場合と、モニター側が購入する場合の2通りがあります。
新しいものを人より先に試したい方や、自分の意見を主張するのが得意な方に向いているアンケートモニターです。
また、商品のサンプルを無料で使用でき、感想などを共有するモニターサンプリングという種類もあります。
座談会
座談会は、指定された会場で複数の参加者と企業の商品やサービスについてディスカッションするアンケートモニターです。
貸し会場や企業の会議室などで、グループインタビューを行います。案件によっては数十分で終了するものから、長いと数日間かかるものもありますが、時給に換算すればアルバイトより高単価なものも少なくありません。
会場に近い方には向いているアンケートモニターといえるでしょう。
個別インタビュー
個別インタビューは、原則として司会役が進行して1対1で行われるタイプのインタビューです。従来は、インタビュー会場や企業へ出かけて実施することが多かったのですが、最近ではオンライン環境でのインタビューが主流になりつつあります。
さまざまツールを利用したチャットでのインタビューなどもあり、気軽にできるようになりました。インターネット環境が整っていれば、自宅からも気軽に参加できるアンケートモニターです。
日頃からオンラインでのチャットを利用している方には、取り組みやすいでしょう。
訪問インタビュー
訪問インタビューは個別インタビューとは異なり、インタビュー会場などへ出向く必要がありません。企業から派遣された調査員が、自宅を訪問して行うスタイルのインタビューです。
自宅で試用している商品や、商品の活用法などに対する調査が行われます。
案件数は多くありませんが、オフライン、対面で話すことが苦にならない方に向いているアンケートモニターです。
郵送調査(郵送アンケート)
郵送調査(郵送アンケート)は、事前に申し込んだ抽選に当選した方の自宅にアンケート用紙が送付され、回答します。
指定された期日までに回答を終了し、返送しなければなりません。指定期日に遅れると、報酬を受け取るチャンスを逃すことがあるので注意しましょう。
回答用紙に記入した後、郵送をする手間を気にしない方に向いているアンケートモニターです。
覆面調査
覆面調査の仕事は調査の場所も多く、自分に合う分野の中から選ぶことが可能です。店舗への来店型が中心ですが、自宅調査型でデリバリーサービスなどを試すものもあります。
来店型では、指定された店舗で一般客のように振る舞って覆面調査を行います。店舗側に怪しまれないような工夫が必要です。
調査結果の回答に当たっては、店舗のサービスをレポートする一定の文章力が必要です。
アンケートモニターで収入を得るコツ
アンケートモニターで収入を得るコツは、下記の通りです。
- 積極的に高単価案件に取り組む
- アンケートは正確に回答する
- 好みの分野にこだわらない
- 複数のアンケートサイトを利用する
上記の中で、自身の生活スタイルに合うものから始めてみてください。
積極的に高単価案件に取り組む
高単価案件を見つけたら、積極的に取り組むようにしましょう。高単価案件は案件自体の数が少なく、応募が殺到します。高単価案件へ応募するには、こまめにメールをチェックすることが大切です。
会場調査・座談会・個別インタビュー・訪問インタビューなどには、高単価なものが多いです。高単価案件へ参加するには、事前調査のアンケートに回答しておくと参加確率がアップします。
事前調査は先着順で締め切ることも多いため、見つけ次第すぐにアンケートに回答してください。
アンケートは正確に回答する
アンケートモニターとして収入を得るためには、コツコツと正確に回答することが重要です。アンケート調査には正確さを期して、次の点に気を付けてください。
- 低単価な案件でも丁寧に回答する
- 数をこなしたいがために虚偽の回答はしない
アンケートモニターに回答するには正確であるとともに、誠実さを心がけて回答するようにしましょう。正直に回答することをコツコツ継続していけば、数をこなして一定程度の金額が稼げるようになります。
好みの分野にこだわらない
自分の好みの分野に、あまりこだわらない方がいいでしょう。アンケートモニターで収入を得るコツは、興味のない分野の案件でも、単価が高ければ参加してみることです。
回答する質問数や文字数が同じぐらいでも、分野によっては単価に差があることも少なくありません。アンケートモニターで稼ぐためには、ある程度割り切って、分野を選ばずに高いものから挑戦してみてください。
アンケートモニターで一定以上の収入を得るためには、自分の好みの分野だけでは難しいといえるでしょう。
複数のアンケートサイトを利用する
アンケートモニターで収入を得るために、複数のアンケートサイトを利用するのは必須といえるでしょう。
より多くのポイントを貯めたい場合、複数のアンケートサイトを利用しなければ、ポイントの獲得は難しいといえます。1つのアンケートサイトのみに登録していないケースだと、スキマ時間ができてアンケートに回答しようと思っても、案件が見つからないことがあるからです。
複数のアンケートサイトを利用すれば、多くの案件にチャレンジできるようになります。
【関連】アンケートモニターはいくつ掛け持ちすべき?おすすめのアプリも紹介
注意が必要なアンケートモニター
注意が必要なアンケートモニターの主な種類には、下記のものがあります。
- 治験モニター
- 使用モニター・覆面調査
- 信頼できないアンケートサイト
以下では、それぞれの注意点を解説します。
治験モニター
治験モニターは、効用を確認するために薬の服用や検査に協力するモニターです。案件によっては、数万円以上の報酬がもらえるのも珍しくありません。
ただし、使用されるのは認可前の薬で、治験によって有効性や安全性のデータを収集するのが目的です。
治験段階では、さまざまなテストが繰り返されているので、必ずしも全てが危険とは限りませんが、治験モニターの際には採血や各種の検査が実施されます。当日の健康状況によっては体調に影響を及ぼす可能性があり、薬の服用による副作用のリスクも想定しておかなければなりません。
使用モニター・覆面調査
原則として、新商品などの純粋な使用モニターや覆面調査であれば問題は生じません。しかし使用モニターの中には、魅力的な言葉で勧誘をし、商品やサービスを契約を迫るケースも存在します。
また、覆面調査と称して、調査先の店舗内で勧誘を受けることも考えられます。報酬を得るために使用モニターや覆面調査をしているのに、勧誘されて商品やサービスを契約しているようでは、何のためにアンケートモニターをしているのか、本末転倒といえるでしょう。
信頼できないアンケートサイト
本来は消費者の意見を吸い上げて自社の商品やサービスの改善につなげるアンケートサイトですが、中には最初から個人情報の収集を目的としている怪しげなサイトも見られます。
クリックすると、全く関係のない外部サイトへ誘導される仕掛けをしているサイトもあります。
アンケートサイトの利用に当たっては、不自然な点がないかや個人情報保護が適切であるかを確認するようにしましょう。少しでも不安や不自然な点を感じた場合には、安易にサイトへの登録や回答をしないことが、自身の身を守ることにつながります。
アンケートサイトを選ぶときのポイント
アンケートサイトを選ぶときの主なポイントは、次の6つです。
- 知名度がある
- 運営歴が長い
- 報酬などの仕組みが明確
- アンケートの配信量
- 評判や口コミ
- プライバシーマーク・ISMSを取得している
それぞれについて見ていきます。
知名度がある
アンケートサイトの運営企業に知名度があれば、安心してアンケートサイトを選べます。テレビや新聞などに広告を出すような、大手企業が運営しているアンケートサイトであれば安全性も高いでしょう。
知名度があるということは、何か問題が生じたときの真摯(しんし)な対応につながる可能性が高いです。
運営歴が長い
運営歴が長いアンケートサイトには、安心感を持つことができます。運営歴の長さは、ユーザーからの信頼度の高さとも考えられるからです。
アンケートモニターも、同じような内容のサービスであれば、運営歴の長いアンケートサイトを選ぶのがいいでしょう。結果的に会員数も多くなり、短期間での閉鎖リスクも少なくなります。
運営歴の長さは、アンケートサイト選びの一つの目安です。
報酬などの仕組みが明確
アンケートモニターの報酬はポイントで受け取ることが多く、商品などの場合もあります。このようにアンケートモニターでは報酬が発生するため、次の点を確認しておいてください。
- 仕事を受注する前に報酬額と支払時期
- ポイント付与の方法や付与されるタイミング・使用期限
上記の基準を明確に記載したアンケートサイトを選びましょう。
アンケートの配信量
原則としてアンケートモニターは、まとまった報酬にはなりにくいため、アンケートの配信量が多いアンケートサイトがおすすめです。
アンケートモニターは、スキマ時間をうまく使ってコツコツ稼がなければ収入につながらないことから、アンケートの配信量が少ないと報酬も上がりません。
アンケートの配信量が多く、定期的な更新頻度のあるアンケートサイトを選ぶのがよいでしょう。
評判や口コミ
日常生活での商品購入の際に評判や口コミを参考に購入を判断する方も多いですが、アンケートサイト選びにおいてもは重要です。
アンケートモニター経験者の口コミを見ると、それぞれのアンケートサイトの特徴とともに、おすすめの多いサイトや利用しにくいサイトも分かります。
プライバシーマーク・ISMSを取得している
上述した条件を満たすアンケートサイトを利用していれば、過度に心配する必要はないでしょう。さらに、アンケートサイトの運営会社が次のいずれかを取得していれば、安全性はより高くなります。
- プライバシーマーク(個人情報保護基準を満たした企業にのみ付与)
- 国際規格のISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)
特に、ISMSは情報資産の財務情報・技術情報など、保護対象が多岐にわたります。個人情報保護に加え、企業の信頼性が高いことを示す国際規格です。
まとめ
アンケートモニターで収入を得るコツは、好みの分野にはこだわらずに高単価案件に取り組み、複数のアンケートサイトを掛け持ちすることです。
治験モニターや使用モニター・覆面調査に加え、信頼できないアンケートサイトも存在しているため、十分な注意が必要です。
アンケートサイト選びには知名度と運営歴に着目し、評判や口コミを確認した上で、プライバシーマークやISMSを取得しているかどうかも確認してください。
本記事を参考に、自身に合うアンケートモニターを選んで、コツコツと収入アップにつなげましょう。
Uvoice編集部
ポイ活サービス「Uvoice」「Uvoiceブラウザ」を運営する株式会社ヴァリューズのUvoice編集部です。お得に暮らすヒントをご紹介します。
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